左からナ・ドギュン、キム・ジェホ、ソン・ギョンイル、キム・ジヒョン、ジャン・イジョン
韓国女性ソロ歌手IUの所属事務所LOEN TREEに所属する5人組アイドルグループHISTORY。2013年4月26日にシングル「Dreamer」で韓国デビューし、個性的な曲やパフォーマンスで注目を浴びた。グループ名のHISTORYは、英語の“His story(彼の物語)”に由来し、音楽と舞台に真剣に取り組み、彼ら自身が創り出す世界観やパフォーマンスで音楽ファンの心を掴むという強い野望が込められている。そんな彼らが、満を持して8月26日に日本デビューすることが決定した。日本デビューに先駆け、7月4日(土)に「HISTORY 1st SHOWCASE in JAPAN」を東京・原宿ASTRO HALLで開催した。
黒い衣装で登場したHISTORYのメンバーが最初に披露したのは、韓国デビュー曲「Dreamer」。曲の途中でドギュンが頭の上でハートを作ったりと、オープニングから茶目っ気たっぷり。他にも、ドラマ「キレイな男」日本版OSTの「The Last Time」や「What am I to you?」、「怒るなよ」、「Blue Moon」を躍動的なダンスとともに華麗なパフォーマンスを魅せてくれた。
今回で日本に来るのは4回目というHISTORY。日本のイメージや良いところについてのトークでは、ドギュンが「(日本は)とっても良い!特にラーメンが美味しい!もともと韓国のラーメンが大好きですが、日本のも本当に美味しい!」と、日本のラーメンがお気に入りのようだ。ジェホは「僕は、コンビニでシュークリームパンを3000円分買った!」という仰天エピソードにファンを驚かせていた。
「日本楽しい!日本語も楽しい!」と話す彼らだが、日本語はまだまだ勉強中。そこで急遽、MCを務めたAKIが“日本人が言われたらうれしい日本語”をメンバーに伝授することに。トップバッターはシヒョン、耳打ちで教えてもらった日本語は「あなたのお尻が好きです」。まさかの「お尻」発言に会場は爆笑。続いて、リーダーギョンイルが教えてもらった日本語は「君は僕のものだ」。ギョンイルの低音ボイスかつ甘いセリフに、ファンからは大きな歓声があがった。そこからはメンバーの甘いセリフ合戦が始まり、ドギュンが「君しか見えない」、シヒョンは「君と一緒に帰りたい」と叫び、会場は大盛り上がり。
ライブ中盤には、8月26日発売の日本デビューシングル「消えてしまった My Love」をファンの前で初披露した。クールで壮大な雰囲気のメロディに、キレのある力強いダンスが魅力的な楽曲。この曲の1番の見せ場は、「バンジージャンプダンス」という床に手を着いて足を振り上げる高度なパフォーマンス。会場では、プロモーションビデオ撮影のメイキング映像も流れ、メンバーが練習に励む姿が映し出された。稽古場で何度も何度も練習するメンバーたちの様子に、「バンジージャンプダンス」は決して簡単な技ではないことが伝わる。このパフォーマンスの完成度の高さは、彼らの努力の結晶ともいえるだろう。
MCコーナーでは、8月にデビューを控えたHISTORYをもっと知ってもらう企画「HISTORYの中で1番は誰だ?」を開催。テーマごとにメンバーの中で1番は誰か、メンバー同士で投票していくという企画である。
「メンバーの中でダンスが1番上手いのは?」という質問には、イジョンが4票獲得。せっかくだからとステージ中央でダンスを披露してくれたイジョン。そこにシヒョンが乱入してきてダンスバトルが勃発する場面も。
続いて「メンバーの中で1番モテるのは?」という質問には、シヒョンが3票獲得。理由は、「やさしい、面白い、かっこいい、背が高い、腹筋が割れている」などメンバーからも大絶賛なシヒョン。しかし、そこでリーダーギョンイルが「でも、メンバーの中で1番体が弱いんですよ」と、シヒョンの弱点を暴露し、会場の笑いを誘った。
最後に「HISTORYの1番の売りは?」という質問に、「チームワークですね。何事にも一生懸命なところがHISTORYの良いところです!」と、リーダーギョンイルが自信を持って話してくれた。また、イジョンは「僕は、STORIA(ストリア)(HISTORYファンの名称)のために生きてます!」と、ファンにはうれしいコメントを残してくれた。
ライブ終盤には、ファンが「일본 데뷔 축하해(日本デビューおめでとう)」と書かれた紙を一斉に掲げ、HISTORYの日本デビューを祝福した。メンバーのイジョンが、思いがけないファンからのサプライズに感極まり涙する姿も。リーダーのギョンイルがイジョンの頭を撫でて、シヒョンは肩を抱き、みんなで感動を分け合っていた。
8月26日に「消えてしまった My Love」で日本デビューする韓国5人組アイドルグループHISTORY。「今回のショーケースは、今までのステージの中でも3本の指に入るほど最高のステージだった!鳥肌が立つほど最高だった!」と、ジェホはファンの盛り上がりに大満足した様子だった。これからもファンと一緒に成長しながら、K-POP界に新しい風を吹かせてくれるであろうHISTORYの活躍に目が離せない。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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