「今年が私たちにとって重要な一年だと思っています。危機が来ないように最善を尽くしてみようと思います」
22日、ソウル・カンナム(江南)区ヨクサムドン(駅三洞)のカフェでボーイズグループATEEZのメンバーたちにとってデビュー後初めて、記者たちが一堂に会するラウンドインタビューを行うことになった趣旨を尋ねて返ってきた答えだ。
チームのリーダー、ホンジュンは「デビュー後、毎瞬間が重要に思われたが、今年は特に気持ちが格別だ」とし「昨年が新型コロナウイルス感染症の大流行によって変わったプロセスに適応しながら物足りなさを解消する時期だったとすれば、今年はATEEZらしさをきちんと見せる時だと思う」と話した。
続いて彼は「昨年は新曲をたくさんお聴かせできなかった。そのため、より多くの歌とパフォーマンスを良いクオリティでお見せしなければならない今年は重要な時期だと思う」と話した。加えて「私たちはもう新人ではないか、だからといってベテラン先輩でもない」とし「10年後まで見つめながら今年一年間、音楽活動を熱心にするつもりだ」とも話した。
最近、一部では「K-POP危機論」が提起されている。 この中でHYBEのバン・シヒョク議長が15日、あるフォーラムで言及した発言は危機論に火をつけた。 バン議長は「米国の『ゴリアテ』企業と比較した時、グローバル音楽市場でK-POPはまだ『ダビデ』水準であり、成長率も鈍化している」と憂慮を示した。トリクルダウンを起こしたBTS(防団少年団)の完全体での活動が止まった状況という点もまた危機論を展開する主要な理由に挙げた。
固い海外ファン層を築いたATEEZメンバーたちは、危機の流れを体感しているのだろうか。関連質問にホンジュンは「私も記事を通じて(バン議長の発言に関連した)その内容に接した」と話し、「海外ツアーを開催したり、ニューアルバムを出す時『思ったより良い反応が得られなかったらどうしよう』という考えで不安を感じる時もある」と告白した。
ただホンジュンは「今はあえて私たちがK-POPの未来について話す時期ではないようだ」とし「むしろATEEZには今年が良い機会を迎えることができる年だという気がする。まだ危機という言葉は私たちのチームには似合わない」と話した。 続けて彼は「BTSの先輩たちがK-POPが全世界の耳目を集中させる良い道を作ってくれた。このような環境の中で多くのことをお見せしながら、危機に遭わないよう最善を尽くして活動する」と誓った。(2ページに続く)