世界最大級のKカルチャ―フェスティバル『KCON2022 JAPAN』が10月14日、東京・有明アリーナにて初日を迎えた。『KCON JAPAN』は2015年の日本での初開催から毎年その規模を拡大し、2019年まで5年連続にわたりオフラインで開催。2020年、2021年のオンラインイベント『KCON:TACT』を経て、3年ぶりに本格的に日本に帰ってきた。
この日のMCはファン・ミンヒョン(NU'EST出身)が務めた。
19時から開催された「KCON 2022 x M COUNTDOWN」では、プレショーに5人組ガールズグループWoo!ah!が登場。今年6月にリリースされたファーストミニアルバムのリード曲「Danger」を1曲目に披露し、リズミカルなビートにのせてキュート&ダイナミックなダンスパフォーマンスで観客を惹きつけた。歌い終わったメンバーは「楽しいですか? KCONのステージで披露できて幸せいっぱいです!」と明るく元気に喜びを伝える。続けて日本人メンバーのソラは「新しいアルバムがもうすぐ発売されます。楽しみに待っていてください!」と発表してファンの期待を高まらせ、2曲目の「Bad Girl」へ。跳ねるサウンドに乗せて、自由気ままに生きる姿を猫の手招きの振付でパワフル&ラブリーにパフォーマンスした。
そしていよいよ本編がスタート。オープニングは、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン2から誕生した11人組ボーイズグループINIと日韓9人組ボーイズグループTO1のスペシャルコラボステージから。2組はK-POPファンとアーティストの出会いを象徴的に盛り込んだKCONシグネチャーソング「POPPIA」を披露した。スクリーンにTO1の西島蓮汰(レンタ)が映し出されると、会場からは声がわっと上がる。「日プシーズン2」出身の小林大悟(ダイゴ)とレンタがINIと同じステージに立つということもあり、日プを見守ってきたファンの間ではコラボステージの発表からすでに話題に。20人の息の合った熱いパフォーマンスで会場を一気に熱くした。
続いて、ボーイズグループプロジェクト「LOUD:ラウド」からデビューを掴んだ6人組ボーイズグループTNXのステージへ。壮大なオーケストラサウンドから始まり、ジュニョクの「シッ ビッキョラビッキョ」というセリフから、どっしりとしたビートが轟く「MOVE」では、エネルギッシュでカリスマ性あふれるパフォーマンスを繰り広げた。次の曲紹介でソンジュンは「次の曲はメンバーのウンヒが作った曲です。みなさんにとって少しでも励ましになればという思いを込めて作った曲です。一緒に楽しんでください」と説明。軽やかな口笛とアコースティックギターの温かい音色が印象的な曲「Your Favorite Melody」を、ステージいっぱいに広がったメンバーが客席に手を振りながら、優しい歌声を響かせた。
3組目は「日プシーズン2」に出演した元練習生8名により結成されたボーイズグループOCTPATH。力強いビートが身体にズンズン響く「IT’S A BOP-ENG VER.-」でパワフルにアピール。海帆のバク宙も決まると、会場もどよめいた。自己紹介では先ほどのステージで見せた姿とは打って変わって、彼らを初めてみる観客に対して栗田航兵が「OCTPATHを覚えて帰ってくれたら嬉しいです!」と笑顔を見せると、会場からは思わず「カワイイ」という声が。ほんわかした雰囲気のなか行われた自己紹介では、高橋わたるが「オルグルチョンジェ(顔面天才)」と韓国語で自分のキャッチコピーを伝え、栗田はいつもの「どんぐりころころ」の自己紹介をKCONバージョンにして「♪どんぐりころころ どん栗田 パンチャックパンチャック ヌンドンジャ(キラキラ瞳)~」と歌い、観客の心をわしづかみ。笑顔であふれた会場の雰囲気のまま、11月16日にリリースされる3rdシングル「LIKE-JPN VER-」を披露。ファンキーなギターサウンドに乗せて爽やかな歌声を響かせ、会場を盛り上げた。
続いてLE SSERAFIMのステージ。暗転の中、ランウェイが連想されるサイケデリックなサウンドが会場に響くと、メインステージにいるカズハにライトが当たり、片足を後ろに高く上げるバレエの姿勢で会場中の視線を釘付けに。そして、センターステージからエックスの形で伸びる花道の先端から次々とメンバーが登場し、センターステージにメンバー全員が集まると、ステージ中央に仰向けで寝転がる姿勢に。最初に披露する曲を察したファンから思わず声が漏れると、デビュー曲「FEARLESS」のステージへ。「Bam ba ba ba ba bam」と色っぽくクールに歌い、大胆で魅惑的なパフォーマンスで会場に詰めかけたファンを虜にしていく。
メンバーがステージに散らばると、10月17日リリースの2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』収録曲「Good Parts」を披露。あたたかみのある音色にメンバーの柔らかくて優しい歌声が調和。ファンにハートを送ったり手を振ったりして笑顔を見せ、会場は幸せモードとなった。サクラ(宮脇咲良)は「世界中のファンの皆さんにもっといろんな姿を見せられるようにこれからも頑張っていくので、みなさん、これからも私たちのこと温かく見守ってください!」と笑顔を見せ、最後にディスコファンクスタイルの「Blue Flame」をパフォーマンスし、ステージを後にした。
続いてのステージはTO1。今年6月にTO1の新メンバーとして韓国人メンバーのヨジョンと「日プシーズン2」出身のダイゴとレンタが合流し、9人組として活動を再開。1曲目はリズミカルなドラムとファンキーなギターサウンドが印象的なダンス曲「Drummin’」を披露。TO1のエネルギーが詰ったパフォーマンスで会場を一気に盛り上げた。デビュー後初の日本のステージについてダイゴは「この日を待っていたんですけど、ついに皆さんに会えましたね。いつもTOgether(ファンの呼称)の支えがあって僕たちがいられるので幸せです」と伝え、レンタは「きょう会場に起こしいただいた皆さん、家族のみんな、オンラインで観ているみなさん、こんにちはTO1のレンタです。きょう、ここに立てたのが本当に嬉しいです。今まで僕のことを応援してくれた家族の方、ファンの方々にキラキラした姿をお見せできて本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを伝えた。また、ヨジョンは「KCON2022に来ることができてとても光栄です。僕たちの大切な舞台なので最善を尽くしてかっこいい姿をお見せします」と日本語で意気込みを語った。MC後は、軽快な歌声が爽やかな「What a Beautiful Day」、強烈な808ヒップホップビートとダイナミックなシンセラインが調和したヒップホップダンス曲「No More X-ENG VER-」と披露し、TO1らしいエネルギッシュなステージで会場を熱くした。
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