歌手兼俳優のイ・スンギが、来月4日ニューアルバムでカムバックすという知らせに、たくさんのファンが期待を膨らませている。

イ・スンギは、6月4日に6thアルバムをリリースする予定だ。2012年11月 にアルバム「森」をリリース以来、2年6ヵ月ぶりである。2004年ファーストアルバム「蛾の夢」、タイトル曲「俺の女だから」で華やかなデビューを果たした彼は、去年デビュー10周年を迎えた。

俳優活動が忙しくアルバムをリリースする時間がなかった彼は、今年デビュー10周年アルバムと同時に6thアルバムで歌手としてカムバックする。最近は演技派俳優という印象が強いが、イ・スンギは「次世代バラード皇帝」と呼ばれるくらい新曲をリリースする度に「ヒット」を飛ばしてきた。

「俺の女だから」でその年の歌謡授賞式で新人賞を独占したイ・スンギは、「結婚してくれる？」、「愛が酒を教える」、「どうかしてたんだ」、「今から愛してる」、「恋愛時代」、「言いにくい言葉」など、曲ごとに高い人気を誇ってきた。アルバムはもちろんのこと、ミニアルバムやドラマの挿入歌なども音源チャート上位圏を占めてきた。また5.5thミニアルバムのタイトル曲「Return」は、当時アイドルグループたちが新曲を続々発表する中で、音源チャートで長期間1位をキープし、歌手イ・スンギの凄さを見せつけた。

またイ・スンギは、大衆性とはかけ離れたEpitone Projectと手を握り、ジャンル変換に成功するという快挙も成した。彼はアルバムの成功よりも歌手としての挑戦を選び、それを見事に成功させ、次のアルバムに対する期待を高めさせた。今回のアルバムで見せてくれる音楽的な部分に対する関心が高いのも、このためである。

今回のアルバムは本来4月にリリースする予定であったが、完成度の高さにこだわり何度か延長された。2年6ヶ月ぶりに歌手としてカムバックするイ・スンギがどんな姿を見せてくれるのか、もうすぐその扉が開かれる。