「インタビュー」「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」ピョンガン役キム・ソヒョンインタビュー


―初めて台本を読んだ時の感想は?
まずは、役者としてテンションが上がりました。今まで私が演技でお見せしてきた姿とは違って、すごく強い人物だったので。そして、前半ではアクション演技もあるので、視聴者のみなさんに新しい姿をお見せできそうでテンションが上がりましたね。正直、不安な気持ちもありました。自分にとっては大きな挑戦になるので、みなさんの感想や評価も気になりますし...。
でも、せっかくなので思い切って挑戦しようという気持ちでこの作品にかかりました!

―ドラマのモチーフになった昔話「ピョンガン姫と馬鹿オン・ダル」は、韓国では知らない人がいないほど非常に有名な話ですね。しかしドラマの中のピョンガンは昔話のピョンガンと色々違いました。そんなドラマのピョンガンに対しての印象は感想を教えてください
昔話のピョンガンは泣き虫な姫なので、個人的には脆くて優しい印象が強かったです。一方で台本の中のピョンガンはとても強くて、ぶれることなく行動する人物でした。またドラマの前半では刺客としての鋭さも見せつつ、心の奥には深い傷を抱えている、複雑な人物でした。なのでピョンガンの本当の姿は一体何だろう…と、気になりました。そんなピョンガンへの疑問は、演じながら少しずつ解けて行きました。それが楽しかったです。

―ドラマのピョンガンについてより詳しく教えていただきたいですが
ピョンガンはドラマの前半では刺客ヨム・ガジンとして生きていますが、カジンはとても繊細でどこか尖っている人物です。バラのトゲのように、自分を守るためにトゲを立てるんです。王女に戻ってからは、典型的なお姫様の脆くて弱いイメージではなく、とても強い姿を見せます。高句麗を守りたい、そしてオン・ダルを、愛する人たちを守りたい!と強く思って行動する素敵な人物です。

―ドラマにおいて「大義か、愛か」は物語の重要なテーマでした。キム・ソヒョンさんの人生において、一番大切なものは何ですか?

私の人生で一番重要なもの…。大義か愛か、どちらかひとつだけ選ぶって本当に難しいですね。正直分かりません。でも、私は自分の人生で一番重要なのは、「自分の幸せかどうか」だと思います。大義を選んだことから来る幸せ、愛を選んだことから来る幸せ。どんなものであれ、自分が一番幸せになれる方を選ぶべきだと思います。

―優れた武術の実力を持つカジンを演じるために、どんな準備をされましたか?
残念ながら準備時間が十分ではありませんでしたので、現場での確認を徹底しました。どの角度から、どう動けばアクションを綺麗に見せられるのかを自分でも研究し、アクション監督とたくさん相談しながら演じました。また、他の役者さんのアクションシーンでの動きも参考にしたりしました。

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2022.05.04