「取材レポ」JYJ"ダメよ~ダメダメ!”流行語から“おやじギャク”まで、大人トークに大爆笑!日本ドームツアー大阪公演大盛況!

JYJ
韓国のトップアーティストである「JYJ」が12月13日(土)、14日(日)、大阪・京セラドームにて、日本公演ドームツアー「2014JYJ Japan Dome Tour〜一期一会〜」を開催した。

JYJのドーム公演は、2010年6月に開催された「THANKS GIVING LIVE IN DOME」と、2013年4月に開催された「THE RETURN OF THE JYJ」に続き、3度目となる。

「生涯一度だけの出会い」という意味を持つ「一期一会」という今回のツアータイトルには、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が持つ魅力と、成熟したアーティストとしての姿をライブステージとより完成されたパフォーマンスで”日本ファンを魅了したい“という、メンバーの意気込みが込められているという。

会場が暗転すると客席からは、メンバーの名前を呼ぶ歓声が沸き起こった。躍動的なイントロに合わせ、黒い衣装に身を包んだメンバーがステージ上方に姿を現すと、ユチョンの「大阪〜!!!」という叫び声とともに、3人は勢いよくメインステージに降り立った。大阪でのライブを心待ちにしていたファンのテンションは一気に最高潮へ。大歓声の中、オープニングナンバーを披露すると、その躍動感あふれるダンスと歌声で、更に会場のボルテージを高めた。この日最初のバラードナンバーでは、3人の甘〜い歌声に加えて、女性ダンサーとの息ぴったりなセクシーなダンスも披露し、早くもファンの心を鷲づかみ。

一気に駆け抜けたオープニングステージを終え、この日最初のMCタイムへ。

 

ジェジュンの「大阪のみんな〜!JYJのドームツアーにようこそ〜!」に続いて、メンバーによる自己紹介へ。

「大阪の皆さん、JYJのジュンスです。元気でしたか?今日も東京に負けずに、相変わらず最初から全力でいくので、みなさん最後まで楽しんでいってください!(ジュンス)」

「みなさんこんばんは、ジェジュンです。大阪でのライブは久しぶりで、前、大阪でライブやった時、大阪のみんなは熱が、情熱が他のところよりも更に熱いっていう、そう言う反応がありましたが、今日も期待していいですか?今ちょっと熱いですよ。オープニングで力出したのでちょっと熱いですけど、更に更にあげていって、みなさんと楽しい時間を作っていきたいと思います!(ジェジュン)」

「みなさんこんにちは、ユチョンです。元気ですか〜?みんな元気〜?」むせるユチョンに「大丈夫か?無理すんな」、と突っ込まれながら、「今日リハから思いっきり歌ったから、喉の調子がちょっとギリギリかもしれないけど、今日も僕、最後まで頑張っていきますのでよろしくお願いします!(ユチョン)」「みなさん、最後まで楽しむ準備OK〜?今日もよろしく!」というユチョンのパワフルな掛け声に続いてセカンド・ステージがスタート。3人の美しく伸びやかな歌声で紡ぎ出されるハーモニーが印象的な「Let me see」で、その魂を震わせる歌声に、会場にいる誰もが酔いしれた。

 

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2014年に至るまでの3人の活躍を振り返るブリッジ映像が流れ、「今、新たな姿を披露する時間―…」という文字が浮かび上がると、日本ファンのためだけに用意したスペシャルなソロステージが華麗に幕を開けた。

それぞれのイメージにぴったりな選曲で、渾身のバラードナンバーをファンへ届けると、会場には、感動のあまり涙を流すファンの姿も見られた。ジェジュンはカリスマあふれるロックンロールで「Butterfly」を歌い上げ、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。

 

東京公演とは違うソロ曲を選択し、レミオロメンの「粉雪」をしっとりパワフルに歌い上げたジェジュンは、「みなさん、楽しんでますか?熱いね。みなさんもどんどん熱くなってますか?さっきね、オープニングの時にユチョンが言ったじゃないですか、リハーサルを頑張ってやり過ぎちゃって、喉がねぇ〜、この前、東京ドームでライブをやってちょっと間隔があいてしまって、記憶を思い出すために、ちょっと一生懸命やってみたんですよ。そしたら盛り上がっちゃって。お客様20人くらいしかいないのにね(笑)。でも調子は関係なくて、みなさんがここまで来て頂いてうれしいので、最後まで全力で頑張っていきたいと思っています。みなさんからも、もっと、もっと大きい声を出してもらっていいんじゃないかなと思っています。みなさんの声、ちょうだい!!(ファンの歓声)…意外にもちっちゃいな(笑)。みなさんの声、ちょうだい!(ファンの大歓声)……この感じ、この感じ!!!!みなさん覚えてくださいね〜ジュンスとユチョンのステージも、その声出してくださいね。

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次の曲はさっきの曲よりも、更に盛り上がる曲です。わかりますよね?みなさん、もう噂で聞いてますよね?『ultraSoul!』」

会場の反応に「…反応おせーな!(笑)  『ultraSoul!』(ファン:「イエーイ!」)そう、その感じ!次の曲、いってみるぜ!『ultraSoul!』」と会場の熱を更に、更にヒートアップさせ、B’zの「Ultra Soul」へ。ジェジュンの内に秘められた無限の可能性に、興奮を抑えることのできないファンは、彼とともに全力でフロアを揺らした。

 

続いて登場したのは、ユチョン。「大阪のみなさん、大阪寒いっすね。昨日、来たんですけど、すごい寒くてね、やっぱり韓国と近いからね、飛行機で1時間10分くらいかかったんですよ。近〜い。良い意味でね。もうすぐクリスマスですね。みなさんクリスマスは何しますか?福岡(笑)?そうですね僕たちは福岡でライブがあるんですけど、僕たちのライブよりクリスマスの思い出作ったらいいのにねぇ〜。僕たちのライブも良いけど、恋人とか家族とか一緒にねぇ、食事したり…。え?なんて言った?かわいい?かっこいい?美しい?あ!俺といたい?いいよ!」とユチョンの言葉に会場からは「キャー」と悲鳴が。

「だったらねぇ、何にしようかな、やっぱねぇ、酒だね(笑)。最近、僕あんまり飲んでないんですよ。ちょっと健康が悪くなって…来月になったら韓国の歳で30になるんですけど、もう無理。(笑)ジェジュンもね、もう無理しないでよぉ。歳取ってるからジェジュン(笑)。OK?OK。(ジェジュンはステージ裏の為、ひとり芝居するユチョン)はい、ではみなさん、クリスマスはクリスマスで、今日は僕と、僕たち3人と、美しい思い出を作って欲しいです。じゃあ次の曲聞いてください」とクリスマスが近いこの時期らしいコメントからはファンを気遣う優しいユチョンの姿が感じられた。

 

ソロステージの最後はジュンスが登場し、AIの「Story」を披露。その力強くも、美しい歌声で「♪1人じゃないから 私がキミを守るから」とファンへ語りかけた。割れんばかりの歓声の中、「みなさん楽しんでますか?マイクをね、時間をちょっとください」とジュンス。

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次の曲に向け、ハンドマイクから、ヘッドセットマイクにチェンジしたジュンスは「京セラドームは情熱が熱いですね。今日も相変わらずやりたいのが一つありますけど、みなさん、準備出来てますよね?(場内を確認)じゃ、いきますよ!ここからは(ジュンスが叫ぶとファンが「ジュンスターイム!!」)惜しいなぁ、東京に負けたいですか(笑)?数的には1万くらい幅がありますけど(東京ドームよりも1万人少ないから声も小さいと言っている)。もっと大阪のみなさんの力を出して、ここからは!(ファン:「ジュンスターイム!!」 )ワーオ!!!!ありがとうございます!これをやるためにステージに立ちます。ではみなさん、次のステージはみなさんと一緒に、最大限力出していきたい一曲です。準備出来てますか?(ファン:「イエーイ!」)では、いきましょう!incredible。」とハイテンションなトークで次の曲へとつないだ。

「君と僕、いつも変わらない愛で」というメッセージとともに、再び3人によるステージへ。ジェジュン、ユチョン、が登場し、ユチョン主演の大人気ドラマ「成均館スキャンダル」の主題歌でもある「찾았다(見つけた)」のイントロが流れ出すと、会場からは大きな歓声が沸き起こった。3人は、ファンとのコールアンドレスポンスを行い会場が一体となっている感覚を噛み締めていた。

 

その後もコントのようなMCを繰り広げ、ジュンスの渾身の親父ギャグ「黄身が好きですが、君も好き」、新作親父ギャグではボールを蹴るジェスチャー付きで「大阪はohサッカー」と披露し、会場の笑いを誘うと、ジェジュンが2014年の流行語大賞となった「ダメよ〜ダメダメ!」と披露すると会場からはその様子に「かわいい~」との声が。

そんなジェジュンに「だから、さっきこの動画を見ていたんだね」とジュンスが暴露。

大盛り上がりの中、ユチョンは知っている関西弁で「儲かりまっか、ボチボチでんな。よろしく頼んまっせ。あかん。」など、大阪公演らしさも交えながら、軽快なトークで会場は爆笑の渦に。

 

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パワフルなライブパフォーマンスと絶妙なトークでファンを歓喜させた後はSMAPの人気曲「らいおんハート」をお互い顔を見合いながら、優しく歌い上げると、カラフルなネオンが光り輝くゴンドラに乗ってドームを一周し、思い思いにカラーボールを投げる3人。最後は、メインステージに戻り、待ち受けていたダンサーたちと合流し、軽やかなラインダンスを披露した。

 

実力派ダンサーによるダンスパフォーマンスが終わると,ブラックの衣装に身を包んだメンバーが再登場し、ライブはいよいよエンディングへ。ニューアルバム「JUST US」のタイトル曲である「BACK SEAT」や、韓国で2010年の年間売り上げ2位を記録したアルバム「The Begininng」から「Be The One」で、圧巻の歌声とダンスパフォーマンスを披露した。

残すところラスト1曲となったところで「みなさん、楽しんでますか?熱いですね。今日なんか暑くない?」とジュンス。

ジェジュンも「暑い!クーラー付けてないですよね?みなさんはどうですか?暑くないですか?」「暑ーい!」と会場のファン。

すかさず、ユチョンが「残念ですね、残念。“寒い“と言ったらハグしたかったのにね」というと会場のファンからはまたもや「キャー!」と悲鳴にも似た黄色い声が。

ジェジュンは「暑い時のライブも楽しいけど、寒い冬にこの“熱さ”を感じられて、いいですね」とファンの気持ちを熱くするホットなトークが繰り広げられた。ファンは包み隠さず何でも共有できる“家族みたいな存在だ”というメンバーのファンへの想いを笑いと涙?!で語り、最後の曲「wake me tonight」へとつないだ。

 

アンコールステージでは、ツアーTシャツに着替えた3人が、アリーナの中央と左右に分かれ、ダンサーたちとともに踊り狂ったり、ユチョンが得意のハスキーな声でシャウトをしたり、ジュンスが渾身のハイトーンを披露したりと、まさに“お祭り騒ぎ”状態!

 

また翌日、14日の公演では大阪公演のラストを飾るに相応しく、前日にも増して、熱狂的なファンからの応援を受け、ヒートアップしたステージでファンを魅了!

12月15日が誕生日のジュンスにサプライズでファンからのハッピーバースデーソングの大合唱がプレゼントされるとジェジュンとユチョンと3人で肩を抱き合い、感動と喜びを表した。

「みんなでこの曲を歌いたい」と自身がリクエストした東方神起の「Begin」では堪えきれずに、ジェジュンが号泣。

ユチョン、ジュンスも溢れそうになる涙をこらえて、熱唱し、大阪公演のラストを大感動のまま締めくくった。2日間に渡り、7万5千人を動員した京セラドームコンサートは、大盛況のうちに幕を下ろした。

ビジュアル、歌唱力、ダンスパフォーマンス、全てにおいてトップレベル、かつスペシャルなJYJは23、24日の福岡公演をラストに最高の舞台で2014年の締めくくりを見せてくれるに違いない。

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

2014.12.18