「取材レポ」 (@東京ドーム初日)JYJ 1年7ヶ月ぶりの「一期一会」、史上最強にスペシャルなステージで東京ドームを魅了!

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11月18日(火)、韓国のトップアーティストである「JYJ」が東京ドームにて、約1年7ヵ月ぶりとなるJYJの日本公演ドームツアー「2014JYJ Japan Dome Tour〜一期一会〜」の第1弾が開催された。JYJのドーム公演は、2010年6月に開催された「THANKS GIVING LIVE IN DOME」と、2013年4月に開催された「THE RETURN OF THE JYJ」に続き、3度目となるが、「生涯一度だけの出会い」という意味を持つ「一期一会」という今回のツアータイトルには、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が持つ魅力と、成熟したアーティストとしての姿をライブステージとより完成されたパフォーマンスで日本ファンを魅了したという、メンバーの意気込みが込められているという。

 

会場が暗転すると、赤いペンライトが一斉に光を放ち、一面のレッドオーシャンが作り出された。ステージ横のスクリーンには、静かな音楽とともに、ジュンス、ユチョン、ジェジュンの3人の映像が流れ、客席からは、メンバーの名前を呼ぶ歓声が沸き起こった。躍動的なイントロに合わせ、色とりどりのレザービームが飛び合う中、黒い衣装に身を包んだダンサーが登場し、アクロバティックなダンスで、観客の視線を釘付けにした。ステージのスクリーンに「JYJ」のロゴが映し出され、ブラックとゴールドを基調とした衣装に身を包んだメンバーがステージ上方に姿を現すと、ユチョンが「TOKYO〜!!!」と大きく叫び、3人は勢いよくステージ下方に降り立った。炎にゆれるステージの上でオープニングナンバーを披露すると、その躍動感あふれるダンスと歌声で、一気に会場のボルテージを高めた。この日最初のバラードナンバーでは、3人の甘〜い歌声に加えて、女性ダンサーとの息ぴったりなセクシーなダンスも披露し、早くもファンの心をとりこにした。

 

一気に駆け抜けたオープニングステージを終え、この日最初のMCタイムへ。

ジェジュンの掛け声に続いて「皆さん、こんばんは〜!JYJです!」と3人で声を揃えてあいさつ。ジェジュンが「2014年JYJドームツアー、一期一会へようこそ!」と大きく叫ぶと、会場のファンも大きな歓声でこれに応えた。

続いて、メンバーによる自己紹介へ。

「皆さんこんばんは!JYJのジュンスです〜!本当に久しぶりですね。本当に皆さんに会いたかったんですけど、今日その分もっともっと盛り上がりましょう!最後まで最大の力を出して、盛り上がっていきましょう〜!」

「皆さん、こんばんは〜!ジェジュンです。この東京ドームに、また3人で立つのは結構久しぶりですね。僕たちは少し変わった気がするけど、みなさんは変わってないですね。(ユチョンに「どこが?」と聞かれて)老けた(笑)。オープニングの3曲しか歌ってないんですけど、暑いし、疲れが…(笑)。でも今日は、いつものライブよりは、もっとスペシャルで、トラックも結構増やしたので、長くて、そして楽しい、意味あるライブにしたいと思います!最後までよろしくお願いします!」

「みんな元気だった〜?!久しぶりみんな〜!3人でドームのステージに立つって本当に久しぶりだから楽屋でずっと緊張してたんだけど、最後まで熱い応援よろしく〜!」

 

「では、皆さん!待ってたでしょ?みなさん最後まで楽しみ準備、OK〜?!」というユチョンのパワフルな掛け声に続いてセカンド・ステージがスタートし、3人の美しく伸びやかな歌声で紡ぎ出されるハーモニーが印象的な「Let me see」で、その魂を震わせる歌声に、会場にいる誰もが酔いしれた。

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2014年に至るまでの3人の活躍を振り返るブリッジ映像が流れ、「今、新たな姿を披露する時間―…」という文字が浮かび上がると、日本ファンのためだけに用意したスペシャルなソロステージがスタート。シックなブラックスーツに着替えた3人は、それぞれのイメージにぴったりな選曲で、渾身のバラードナンバーをファンへ届けると、会場には、感動のあまり涙を流すファンの姿も見られた。しかし、彼らの強みはバラードだけではない。スパンコールが輝く革ジャケット一枚を羽織って登場したジェジュンは、カリスマあふれるロックンロールで「Butterfly」を歌い上げ、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。

 

パフォーマンスを終えたジェジュンは、水分補給をしながら「皆さん、楽しんでいますか?4曲前からメンバーのソロ曲を披露したきたのですが、みんなのソロ曲はどうでした?それぞれの個性が違ってね、いいステージが見れていいですね。あ、いろんなステージが見れていいですね。さっきの僕のステージからどんどんメンバーの個性強いステージが見れると思いますので、これからのステージに期待してください!次のステージは、皆さんともっと盛り上がって行けるステージになると思います。ジュンスは、歌もうまいですけど、ダンスもすごくうまいです!ユチョンのワイルドさもハンパないからね(笑)。じゃあ、早速次のステージに行きたいと思います!それでは、聴いてください!」とコメント。そして、その自信に満ちあふれたコメントに続いてスタートしたのは、なんとB’zの「Ultra Soul」!ジェジュンの内に秘められた無限の可能性に、興奮を抑えることのできないファンは、彼とともに全力でフロアを揺らした。

 

続いて登場したのは、グレーのジャケットに身を包んだユチョンだった。少し息の混じったハイトーンからハスキーな重低音まで、ありとあらゆる音色で、R&Bテイストのナンバーを披露すると、ファン一人一人の顔を見渡しながら「僕たちのことを今まで待っててくれたんですね。本当にありがとうございます。今回、日本でのステージができて、すごくうれしいし、日本語がちょっと足りないので、皆さん申し訳ないです(笑)。今年、2014年になって、年末に日本でライブができてすごく感動です。皆さん本当にありがとうございます。Twitterにあげたんですが、僕とジェジュンが行ったラーメン屋もハンパじゃないので、そのラーメン屋もよろしくお願いします(笑)。」とユチョンらしい、ユーモアたっぷりのコメントで会場を笑わせた。また、パフォーマンスの最後で、ユチョンが低い声で「愛してますよ、皆さん」とささやくと、会場からはわれんばかりの黄色い歓声が沸き起こった。

 

最後は、王子様を連想させるような真っ白な衣装に身を包んだジュンスが登場し、AIの「Story」を披露し、その力強くも、美しい歌声で「1人じゃないから 私がキミを守るから」とファンへ語りかけた。われんばかりの歓声の中、「皆さん楽しんでますかっ!(と言いながらHIP-HOPの衣装に着替え始めるジュンス)。この衣装を見たら、次の曲が何か皆さん分かりますか?皆さんここからは!?(「ジュンス〜!!!」)声がまだちょっと小さいかなあ(笑)。ここからは〜!?(「ジュンス〜!」)わ〜お、ありがとうございます(笑)。この力をもらって、次の曲思いっきり歌いますね!皆さん一緒に踊りましょう!準備できてますか?!では、皆さん聞いてください!」というテンションMAXにコメント。強烈なビートとエレクトロ・サウンドのダンスナンバーで、ダンサーとともに一糸乱れぬパワフルなダンスパフォーマンスを披露すると、その才能高さを見せつけた。

 

「君と僕 いつも変わらない愛で」というメッセージとともに、再び3人によるステージがスタート。ホワイトとブラックの衣装に身を包んだ3人が登場し、ユチョン主演の大人気ドラマ「成均館スキャンダル」の主題歌でもある「찾았다(見つけた)」のイントロが流れ出すと、会場からは大きな歓声が沸き起こった。曲の途中で、3人が会場中央に向かって走り出し、アリーナ中央に設置されていたステージが少しずつ会場後方へと移動し始めた。すこしずつ近づいてくる3人の姿に、会場後方のファンは大喜び!そのまま3人は、絶妙な掛け合いでコントのようなトークを繰り広げると、会場を爆笑の渦に包み込んだ。さらには、SMAPの人気曲「ライオンハート」を優しく歌い上げると、カラフルなネオンが光り輝くゴンドラに乗ってドームを一周し、思い思いにカラーボールを投げる3人。最後は、ステージに戻り、待ち受けていたダンサーたちとともに軽やかなラインダンスを披露した。

 

実力派ダンサーによるダンスパフォーマンスが終わると,セクシーなエナメルブラックの衣装に身を包んだメンバーが登場し、ライブはいよいよエンディングへ。ニューアルバム「JUST US」のタイトル曲である「BACK SEAT」や、韓国で2010年の年間売り上げ2位を記録したアルバム「The Begininng」から「Be The One」で、圧巻の歌声とダンスパフォーマンスを披露した。残すところあと1曲となったところで、ジェジュンが「最後残り1曲なんですけれども、大きな声で叫んでくださると…」というと、会場からは「えええ〜!!!」と残念そうな声が上がった。しかし「最後の曲は、皆さん、新曲です!」(ジュンス)、「本当に久しぶりの日本の曲だよね」(ユチョン)という2人のコメントで、会場は再び大きな歓声に包まれた。そして「この曲は、そろそろ発売されると思います!JYJの新しい新曲のタイトルです!皆さん、アゲアゲで行きましょう!用意できてますか?!では、最後の曲聴いてください!」というジュンスの曲紹介に続いて、近日発売予定の日本ニューシングル「Wake Me Tonight」を披露すると、そのアップテンポなダンスチューンに会場のファンも、ジュンスの希望通り、“アゲアゲ”のテンションで大盛り上がり!

 

アンコールステージでは、ツアーTシャツに着替えた3人が、アリーナの中央と左右に分かれ、ダンサーたちとともに踊り狂ったり、ユチョンが得意のハスキーな声でシャウトをしたり、ジュンスが渾身のハイトーンを披露したりと、まさに“お祭り騒ぎ”状態!こうして、約2時間半にわたるJYJの東京ドームコンサートは、大盛況のうちに幕を下ろした。東京公演2日目に続き、大阪公演、福岡公演を控えているJYJ。ビジュアル、歌唱力、ダンスパフォーマンス、全てにおいてトップであり、かつスペシャルな彼らが、素敵な2014年の締めくくりを見せてくれるに違いない。

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

 

■JYJ公式HP: http://www.jyjjapan.jp/

 

2014.11.19