俳優イ・ジュンギ、"仮面の演技は、おもしろいが悩みも多かった"

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俳優イ・ジュンギが、「仮面の演技」に対する特別な悩みを告白した。
SBSの月火ドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる 8 人の皇子たち~』(原題:「月の恋人-歩歩驚心:麗」)でイ・ジュンギは、幼いころに親母のせいでついた顔の傷のために冷遇を受けてきた4皇子ワン・ソ役を演じた。傷にコンプレックスを持ったワン・ソを演じるためにイ・ジュンギが長い間仮面をかぶったまま演技をした。

顔を覆ったままでの長時間演技することは、俳優にとっては男女を問わず皆負担になるものだ。特に主演俳優にとってはもっと悩むしかない問題だ。イ・ジュンギのようにスター性まで備えた俳優は、視聴者が彼の演技以外にもビジュアルが与える魅力を重要視するからだ。
しかし、イ・ジュンギの悩みは外的な部分よりむしろ別なところにあった。彼は、「仮面をかぶって演技するということ自体は、人物のドラマを表現するという点で大変おもしろくて良かったです。でも、演技に臨む時は、遠近感の調節が難しくて中心が乱れたりして『どうすればいいだろう』という悩みのほうが大きかったです。アクション演技をする時は、その程度がもっと大きくて適応するための期間を最大限縮めなければならないと思いました」と、他人には分からない苦労を語った。

また彼は、「何より私がどれほどの目つきで演じれば視聴者にワン・ソの感情が伝わるのかを調節するのがポイントでした。目にあまり力を入れればワン・ソの持つ事情や、この人物の心の痛みが隠されてしまうので適切なラインを探すために努力しました」と語った。
イ・ジュンギの猛烈な悩みの末に誕生したワン・ソは、大好評の中で愛されている。ドラマを見た視聴者は、彼の演技にわき返っている。15kg以上を減量してシャープになった顔のラインと断面的ではない演技力が深い印象を残している。特にこの作品では、前作のような時代劇ジャンルだが特別な表現力で演技のスペクトラムをいっそう広げたという評価を受けている。

そのためか、現在イ・ジュンギに向けられた関心がもっと熱くなっている。イ・ジュンギのInstagramのフォロワー数は、ドラマ放映前に比べて約20万人が増加した。イ・ジュンギの所属事務所NAMOO ACTORSの関係者によると、「韓国での人気がもっと大きくなったお陰で多方面からラブコールを受けている」と説明した。
イ・ジュンギは、「麗<レイ>~花萌ゆる 8 人の皇子たち」(原題:「月の恋人-歩歩驚心:麗」)で致命的な魅力を持つ4皇子ワン・ソ役で女性視聴者の心をつかんでいる。

2016.09.14