韓国の女優であるチョン・ジヒョンが、約5年ぶりの復帰作「キングダム:アシンの物語」で世界の「Kゾンビ」人気に新たな風を吹き込むことができるか注目されている。
20日午前、オンラインで開催されたネットフリックスのオリジナル作品「キングダム」の制作発表会に、チョン・ジヒョン、キム・レハ、ク・ギョファン、キム・ソンフン監督、脚本家のキム・ウンヒが参加し、作品にまつわるエピソードを話した。
今月23日に公開される「キングダム:アシン伝」は、朝鮮を襲う悲劇の始まりとなった「生死草」と「アシン」の物語を含む、「キングダム」シリーズのスピンオフだ。「キングダム」シーズン1とシーズン2の第1話の演出を手掛けたキム・ソンフン監督と脚本家のキム・ウンヒが再びタッグを組み、92分の作品を作り上げた。今作では北方を舞台にシーズン2のエンディングを飾ったアシン(チョン・ジヒョン)の正体や、朝鮮に蔓延する「生死草」の起源などが明らかになる。チョン・ジヒョンが「生死草」の秘密を発見するアシン役で、パク・ビョンウンがシーズン2で王子イチョンとともに疫病からハニャン(漢陽)を守った御営大将ミン・チロク役で再登場し、「生死草」の起源をめぐる彼らのストーリーが展開する。
チョン・ジヒョンは去年、アシン役で「キングダム」シーズン2のエンディングを飾り、多くの推測と関心を集めた。今回の「アシン伝」は、チョン・ジヒョンにとって「青い海の伝説」以来約5年ぶりの復帰作である点も話題となっている。
チョン・ジヒョンは「『キングダム』シーズン2の最後に登場した時は、まわりの人たちに『おまえが何でそこにいるんだ』と言われた」としながら、「見れば世界観が変わるような作品に出演できるだけでも光栄だと思う」と、キャスティングされた感想を述べた。
今回演じるアシン役はについては、「鴨緑江の国境地帯で『城底野人』として育った人物で、事情により苦しい生活を強いられているキャラクター」とし、「『城底野人』は城の下で生活していた野人のことだが、彼らはどこにも属さず、迫害や差別を受けていた人たちだ」と紹介した。
脚本のキム・ウンヒとチョン・ジヒョンの出会いは、キムの熱烈なラブコールによって実現した。キム・ウンヒは「チョン・ジヒョンはスケールの大きい女優だと思っていた。多くの方が彼女をラブコメディーの女王と呼ぶが、私は『暗殺』や『ベルリンファイル』で見せた闇を持つ人物の演技がすばらしかった」とし、「脚本を書きながら、アシンにそのような人物と同じく闇を抱えた雰囲気を持たせたいと思い、このキャスティングを提案した」と説明。
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