BTS(防弾少年団)、4週連続米ビルボード「ホット100」1位の秘訣…戦略が成功

イ・ジェウォン文化評論家兼ハニャン(漢陽)実用音楽学科兼任教授は「『Butter』は3週目に比べて100万人以上のラジオのリスナーが増えるなど、ファンを越えて誰でも楽しむ曲として位置づけた」として「『ホット100』チャートはラジオスコアが重要だが、BTSのファンARMYが数年前から米国内のラジオリクエスト運動を行った効果が定着したと見ることができる」と分析した。続いて「BTSがアメリカの大衆にアピールしようとした戦略が効果を見せた」として「ジェイソン・デルーロの『Savage Love』に参加してビルボード『ホット100』で存在感を表わし外延を拡張し、『Butter』を前作『Dynamite』よりもより普及したイージーリスニング曲にするなどの努力が成果を示したもの」と指摘した。


一部では、BTSが「ホット100」で1位を守るために「リミックス音源発売」という小細工をしたのではないかと指摘する。しかし、リミックス音源発売はアメリカの音楽市場では一般的なことだ。実際にレディー・ガガ、アリアナ・グランデ、ドージャ・キャットなど、ほとんどの歌手がリミックス音源の人気によって「ホット100」の1位を獲得した。一方で、テイラー・スウィフト、ハリー・スタイルズらは、バンドル商品を販売したり、音源販売価格を下げるなどの小細工をして批判を受けたことがある。フォーブスは「リミックス音源を出すのか、音楽とパッケージをセットにして売るか、インフルエンサーを雇用してソーシャルメディアを活用するかどうかだけの問題だ」として「BTSは、はるかに良くない方法で勝つこともできたが、そうしなかった」と強調した。

*アジア歌手初の「4週連続1位」
BTSは、「Butter」を通じて9回目の「ホット100」1位という大記録を作った。BTSは、現在まで「Butter」(4回)、「Dynamite」(3回)、フィーチャリングで参加した「Savage Love」のリミックス(1回)、韓国語曲「Life Goes On」(1回)まで合計9回の「ホット100」1位を獲得した。アジア最高記録も塗り替えた。BTSは、坂本九(3週連続1位)の記録を抑えて、アジア歌手として最初に「ホット100」で4週連続1位をした曲として記録された。
ビルボードも「Butter」が立てた記録を集中てきにスポットを当てた。ビルボードは「『ホット100』の1位にランクインした曲は、ビルボード史上54曲だけ」として「この中で4週連続1位を守った曲は『Butter』を含めて13曲しかない」と述べた。グループでは、1998年9月のロックバンドのエアロスミス以来初めてだ。今年に入って8週連続1位を記録したオリビアロドリゴの「Driver's license」に続いて2回目だ。

2021.06.23