【情報】【Twitter Japan】世代別K-POPアーティストのTwitter利用分析: 第4世代のグループは1日に7回以上ツイートしていることが判明!

第4世代のK-POPアーティストは、公式デビュー前に平均で323回ツイートしています。前の世代よりも平均で9か月早く海外でファーストアルバムをリリースしており、Twitterの利用がグローバルファンベースの獲得と成功の重要な要因となっている可能性があります。

K-POPアーティストの世代分析

K-POPスターがファンとコミュニケーションする方法は、K-POP業界およびメディアの発達とともに変化してきました。第1、第2世代のK-POPスターは、ファンミーティングのようなクローズドコミュニティを通じて交流していました。第3世代以降のアーティストは、Twitterなどのグローバルメディアプラットフォーム上でコンテンツを共有し、ライブストリーミングやテキストメッセージングを駆使してより幅広いファンとコミュニケーションを取り始めました。最近のK-POPスターは、コンテンツを公開するだけでなく、フリートやスペースなどTwitterの新機能を積極的に活用し、ファンとのコミュニケーション方法を多様化させています。さらに、コンサートやサイン会などのイベントがコロナ禍で中止となった現在は、コンサートのオンラインストリーミングやTwitter上のライブQ&A(#TwitterBlueroom)により世界中のファンと活発にコミュニケーションしています。

K-POP世代によって異なるTwitterの使用状況

Twitterの使用方法に関しては、以下の通り各世代によって明確な違いがあります。

1日のツイート数
Twitterが登場する前に活躍していた第1世代を除き、K-POPスターの平均ツイート数は次の通りです。
● 第2世代のスターは1日1.2ツイート
● 第3世代のスターは1日3.5ツイート
● 第4世代のスターは1日7ツイート

第4世代のスターは、第2世代のスターの5.8倍以上、第3世代のスターの2倍以上ツイートしています。

第4世代K-POPアーティストのTwitterの使い方

最初のツイート
TwitterとK-POP Radarが、K-POPスターの最初のツイートと公式デビュー日を比較したところ、次のことが明らかになりました(数字は平均)。
● 第2世代のスターが初めてツイートしたのは、デビューの1,154日(3年以上)後
● 第3世代のスターが初めてツイートしたのは、デビューの132日(4か月以上)後
● 第4世代のスターが初めてツイートしたのは、デビューの116日(4か月以上)「前」

スターのデビュー後1年間のツイート数を分析したところ、世代間で他の違いも分かりました。第2、第3世代のほとんどのアーティストは、デビュー前にはツイートせず、デビュー後に少しずつツイート数を増やす傾向にありました。ただしBTSは例外で、デビュー6か月前の2012年12月にTwitterアカウントを開設し、世界中のファンと積極的にコミュニケーションを取りました。BTSの現在のTwitterフォロワー数は、3,600万人以上です。

ATEEZ、THE BOYZ、ENHYPEN、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHER、TREASUREなどの第4世代のアーティストは、デビューの数か月前にTwitterアカウントを開設し、ファンとコミュニケーションを取っていました。第2、第3世代と比較して、第4世代のアーティストはデビュー前のツイート数が圧倒的に多く、デビュー前にもかかわらず各アーティストの平均総ツイート数は323回、平均獲得累計フォロワー数は562,377人でした。

第4世代K-POPアーティストの世界デビューは加速

グローバルコンテンツ
第4世代のアーティストは前の世代より早く世界のファン向けにコンテンツをリリースしていました(数字は平均)。
● 第4世代のアーティストは、第3世代のアーティストより9か月早くファーストアルバムを海外でリリース
● 第4世代のアーティストは、第3世代のアーティストより13か月前に最初の海外コンサートを開催

この分析を主導した、TwitterのグローバルK-POP&K-コンテンツパートナーシップ責任者であるキム・ヨンジョン(YeonJeong Kim)は次のように述べています。「Twitterを通じたグローバルファンとの直接のコミュニケーションは、現在のK-POPアーティストにとって成功の方程式となっています。第3世代グループのBTSが世界中のARMY(ファンの名称)とリアルタイムで対話を始めたとき、ファンとのエンゲージメント機能としてTwitterを利用する第4世代の見本となりました。デビュー前からコミュニケーションチャネルとしてTwitterを積極的に利用していたTHE BOYZ、Stray Kids、ATEEZ、TOMORROW X TOGETHER、ITZYなどの第4世代のアーティストは、前の世代よりもいち早くグローバルステージに進出しています。これは、デジタルベースのコミュニケーションがファンの増加に大きく影響することを示しています。」

この調査の対象となった主なアーティストは次のとおりです。

第2世代:TVXQ (@TVXQ)、Super Junior (@SJofficial)、Girls’ Generation (@GirlsGeneration)、SHINee (@SHINee)、2PM (@follow_2PM)、他

第3世代:EXO (@weareoneEXO)、BTS (@BTS_twt)、GOT7 (@GOT7Official)、MAMAMOO (@RBW_MAMAMOO)、Red Velvet (@RVsmtown)、MonstaX (@OfficialMonstaX)、SEVENTEEN (@Pledis_17)、TWICE (@JYPETWICE)、NCT (@NCTsmtown)、BLACKPINK (@BLACKPINK)、他
貼り付け
第4世代:THE BOYZ (@Creker_THEBOYZ)、Stray Kids (@Stray_Kids)、GIDLE (@G_I_DLE)、ATEEZ (@ATEEZofficial)、ITZY (@ITZYofficial)、TOMORROW X TOGETHER (@TXT_BigHit)、TREASURE (@TreasureMembers)、aespa (@aespa_official)、ENHYPEN (@ENHYPEN_members)、他

HOT、Sechs Kies、SES、Fin.K.L.をはじめとする第1世代グループのほとんどは、Twitterの登場前に活躍しており、現在Twitterアカウントを持っていないため、このデータ分析の対象から除外しました。ただし、第1世代のアーティストの中でも神話(Shinwa)(@ShinhwaCompany)は、現在もグループとして健在であり、最新ニュースをTwitterで共有しています。また、「文化大統領」の異名をもち、現代K-POPの礎を築いたとして知られるソ・テジ(Seo Taiji)(@SEO_TAIJI)も、1992年にソテジワアイドゥル(Seo Taiji and Boys)というグループとしてデビューしています。Twitterの登場後、彼は2010年4月に自分のアカウントを開設し、2021年3月にアカウント名を変更しました。現在、彼はTwitter上でグローバルに向けたライブ配信を通じてコンサートを開催し、世界中のファンとつながっています。

6月21日に世界が待ち望む「World Music Day」用に、TwitterはK-POPファンが参加してコミュニケーションを取ることができる#KpopTwitterキャンペーンを準備しています。また、6月14日からの1週間、K-POPアーティストの最初のツイートを探し、共有する #KpopFirstTweet キャンペーンをはじめとする各種イベントをTwitterMusicアカウント(@TwitterMusic)とTwitterKorea公式アカウント(@TwitterKorea)で実施する計画もあります。隠れた名作を推薦する #KpopMasterpiece キャンペーンも、Twitterが現在準備しているもう1つのイベントです。世界中のK-POPファンは、ハッシュタグを付けてツイートするだけで誰でも参加できます。ファンからの熱狂的なリアクションを得たツイートは収集され、Twitter上のブログで公開されます(韓国語)。

2021.06.16