正祖への一途な愛
「私が知っている20代女性たちに尋ねたところ、純粋できれいなイメージの女優と言うと、ハン・ジミンさんが最も人気が高かったのです。ですから、ハン・ジミンさんのキャスティングで、ドラマの主な視聴層である30代以上の女性たちの愛をどれだけ引き出せるかが、ドラマが成功するためのカギとなります」
ハン・ジミンが演じたソン・ソンヨンは、正祖への愛を一途に貫く姿が健気だと大評判だった。
また、ドラマでは正祖の生涯をたどる一方で、当時の王朝で行なわれていた様々な行事や、宮中における様々な仕事を詳しく紹介している。
例えば、宮廷行事の記録などを絵に残す図画署(トファソ)の仕事もその1つ。後にイ・サンの側室となるヒロインのソン・ソンヨンは、この図画署の所属で、画員たちの日常が丁寧に再現されている。
このように、『イ・サン』は本当に細部までしっかり作られたドラマだった。
構成=「ロコレ」編集部
『イ・サン』が描いた英祖と思悼世子の悲劇とは?/時代劇特選1
『イ・サン』の主人公の正祖は本当に名君だった?/時代劇特選2
イ・サン(正祖)が即位直後に一番やりたかったことは?/時代劇特選3