「第93回アカデミー賞」助演女優賞を受賞したユン・ヨジョン=芸歴55年以上の“韓国の大女優”


韓国女優ユン・ヨジョン(73/映画「ミナリ」)が26日(日本時間/現地時間25日)、米国・ロサンゼルスで開かれている米「第93回アカデミー賞」で助演女優賞を受賞した。

アカデミー賞の演技部門で韓国人が受賞したのは今回が初めてで、アジア系俳優としても、 映画「サヨナラ」(1957)のミヨシ・ウメキ(ナンシー梅木)以来、2人目の快挙となる。

米映画「ミナリ」は、1980年代を舞台に農業を営むためアメリカ南部のアーカンソー州へ移住してきた韓国系一家の姿を描いている。ユン・ヨジョンは祖母スンジャ役を熱演した。監督は、米国映画メディアで「ことし最高の監督10人」に選ばれたリー・アイザック・チョン氏。

ユン・ヨジョンは芸歴55年以上のベテラン女優。デビューは1966年で、TBC公式採用タレント3期として活動を開始。ドラマでは厳格な姑や口うるさいおばさん、おばあさんのイメージが強いが、映画ではカリスマ性あふれる役柄から色気のある役など、多様な演技を見せる。演技力に優れ、善役から悪役まで自由自在にこなす大女優である。プライベートでは1972年に歌手チョ・ヨンナム(趙英男)と結婚し引退、渡米して息子2人をもうけるも、1985年に離婚し芸能界へ復帰した。

なお、ユン・ヨジョンは映画「ミナリ」において、「英国アカデミー賞」助演女優賞や「全米映画俳優組合賞」助演女優賞など30を超える賞も受賞している。

今回の「アカデミー賞」助演女優賞の受賞で、“アジアを代表する女優”となった彼女の今後の活動にも注目だ。

WOW!Korea提供

2021.04.26