俳優チームのメインシェフはイ・サンヨプ。チャ・テヒョンは家庭的なので、料理ができそうに見えるが実はできないという。チャン・ヒョクもまた、「ヨット遠征隊2」でパンケーキを作ったことがあるが、かなりぎこちない手つきだったのを思い出す。そこでイ・サンヨプはこの番組のため料理教室にまで通い、びっしりと書き込んだ料理ノートと最新の調理器具を持参し、自信満々でやって来た。どうやら形から入るタイプのようだ。
ところが、イ・サンヨプは自分で持ってきた調理器具を使いこなせず、だし汁の鍋を20分もの間、火もつけずに置いておき、それをチャ・テヒョンから指摘されると「本当に？」と慌て、思わずチャ・テヒョンも「手がかかるスタイルだな」と笑ってしまう始末。
そんな様子を見ていたチャン・ヒョクも「サンヨプ、ファイト。お前のレシピノートには真心が込められているじゃないか」と応援しながら栗をむいていたが、30分間でむいたのはたったの3個（笑）。大学芋ならぬ大学栗を作っていたチャ・テヒョンはソースを焦がしてしまうし…。
それでいて、言うことだけははっきり言うのだ。メインシェフ、イ・サンヨプが作った料理を味見したチャ・テヒョンは「油っこいんだけど？」、チャン・ヒョクも「なんかムカムカする」と正直に表現し、イ・サンヨプのメンタルは崩壊（笑）。俳優チームの料理過程はドタバタだった。
それでも、試食タイムに入ると、チャン・ヒョクが作ったハート型の栗入りニラチヂミにキム・スミは「まぁ、すごくおいしい！」、「ハート型の料理を食べるのは初めて」と感激し、「チャン・ヒョクさんが私を愛する気持ちで作ってくれたのが伝わってきた」と高評価だった。
面白いもので、チャン・ヒョクは数か月前、キム・スミのバラエティ「スミ山荘」にゲスト出演。キム・スミがチャン・ヒョクの大ファンだと明かし、手料理を振る舞ったが、今度はチャン・ヒョクの番組にキム・スミがゲストでやってきて、チャン・ヒョクに手料理を振る舞ってもらったのだ。そんな経緯があってのコメントだったので、チャン・ヒョクびいきなのは分かっていたが、料理においては公平なジャッジを下したキム・スミ。2点差でスポーツ選手チームが勝利した。
俳優チームは初戦負けてしまったが、チャン・ヒョクがこの番組は料理を通して、成長していくドラマだと言っていた。料理初心者の彼らが奮闘しながら、成長していく過程も見どころの一つだ。
