アメリカの有名ラッパーDMXことアール・シモンズ（Earl Simmons、50）さんが心臓麻痺によりこの世を去った。

9日（現地時間）にDMXさんの所属事務所Def Jam Recordingsは公式SNSを通じて彼の死亡を知らせた。その後、ビルボードなどのメディアも「同日アメリカ・ニューヨークのある病院で死亡した」と、DMXさんのニュースを伝えた。

DMXさんは最近、薬物の過剰服用により心臓麻痺を起こし、数日間病院で植物人間の状態を維持したが、家族たちが見守る中で息を引き取ったという。DMXさんの所属事務所側は、「Def Jamファミリーは兄弟であるDMXを失ったことを非常に悲しんでいる。DMXは全世界の数百万人の人々にインスピレーションを与えた優れた芸術家だった。彼の伝説は永遠に続くだろう」と追悼した。

また、DMXさん側は「信じられないほど大変な時期に多くの愛と応援を送ってくださったことに感謝申し上げ、弟であり、父であり、叔父である、世の中がDMXと思っていた独りの男性のためにプライバシーだけは尊重してほしい」と呼びかけた。

DMXさんは1970年にニューヨークのマウントバーノンで生まれ、母親とそのボーイフレンドから虐待を受け家出を敢行し、恵まれない学生時代を送った。実際に10代の大半を青少年拘留施設で過ごしたという。その後、DMXさんは1980年代後半にビートボックスで公演を始め、幼い年齢に麻薬を始め薬物乱用によりリハビリ施設に何度も入所したりもした。それだけでなく、DMXさんは乱暴運転、動物虐待、暴行、税金詐欺、薬物・武器所持の容疑などで数回服役し、収監されたりもした。

DMXさんの死亡のニュースが伝えられると、韓国のファンたちからの追悼の波が続いた。数多くのファンたちは「謹んで故人のご冥福を祈ります」などのメッセージを伝え、DMXさんの死亡を哀悼した。

特にラッパーのSimon Dominic(Simon D)は故人のSNSに「Rest In Peace DMX」という文言が書かれたDMXさんの写真をアップし、DMXさんを追悼する文を掲載した。同じくラッパーのSwingsも「本当に思春期の時から心にインスピレーションをとてもくれた人だった。ゆっくり休んでください。エックス兄さん ＃DMX ＃restinpeace」という文を残した。

一方、DMXさんは1999年から2010年まで結婚や離婚、浮気を繰り返し15人の子どもがいる。

WOW!Korea提供