『青春の記録』でパク・ボゴムが演じていたサ・ヘジュンは、ドラマの前半では本当に悩み多き青年だった。しかも、兵役の問題も抱えていた。そんな彼も努力によって大きなチャンスをつかみ始めていた。
ピンチはチャンス
パク・ボゴムが『青春の記録』で演じたキャラクターがとても興味深かった。
主人公は26歳のサ・ヘジュンだ。
彼の青春は戸惑いの中にある。なぜならば、彼は一流の俳優を目指しているのだが、現実はあまりに厳しいからだ。
ヘジュンには小学校時代からの親友のウォン・ヘヒョ(ピョン・ウソク)がいるが、彼にはコンプレックスを感じ続けている。ヘヒョは裕福な家庭で育ち、親の支援を受けて俳優としても成功している。
それに比べてヘジュンは、家庭環境に恵まれているとは言えず、俳優の道もあきらめざるを得なくなる。兵役が間近に迫っていたからだ。
しかし、ピンチであるがゆえにチャンスも生まれようとしていた。やる気があるマネージャーに後押しされて、もう一度俳優を目指す気持ちが強くなってきた。
父親から大反対されているのだが、かえって自分の意志が固まってきて、本気で俳優の夢に賭けてみようと決心した。
マネージャーががんばってくれたおかげで映画にも出られるようになった。端役には違いないが、主役を食うほどのがんばりを見せ始めた。それを監督も好意的に受け取ってくれた。ここまでが第4話の展開だった。
以後、ヘジュンはチャンスをつかんでいくのだが、その展開はドラマでじっくりと堪能してほしい。
『青春の記録』が放送を開始した2020年9月上旬には、パク・ボゴムがすでに兵役で海軍に入隊していた。実生活での彼も慣れない環境で必死に努力していたのである。
文=「ロコレ」編集部
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