パク・ボゴムとコン・ユがダブル主演する映画『徐福』は、2019年5月から撮影が始まり、2019年10月にすべての撮影を終えた。その後は長く編集作業に入っていたが、2020年12月に公開される。
テーマは人造人間
映画『徐福』の主役は、なんとクローン人間なのである。
それは、遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間であり、人類の未来を暗示するような存在だ。
そのクローン人間が「徐福」であり、パク・ボゴムが演じている。その特異な存在を取り込もうとする国家機関のエージェントをコン・ユが演じる。
この映画は不思議な作品だ。なにしろ、人造的に作られた人間というのが大きなテーマになっているからだ。
複製として作られたこのクローン人間をめぐっては、様々な人間たちが欲望をむきだしにしていく。
撮影がよほど大変だったようで、辛抱強いコン・ユも「本当に疲れました」とため息をもらすほどだった。
彼はもともと寡作なのだが、『82年生まれ、キム・ジヨン』に続いて、映画に連続して出演することになった。
韓国映画は世界的にも注目されているが、その中で新しいジャンルに挑む意欲作の『徐福』は、強烈なインパクトをもたらすだろう。
しかも、パク・ボゴムとコン・ユのダブル主演は本当に楽しみだ。
〔『徐福』作品情報〕
◆『徐福』のテーマ
映画『徐福』は、人類初のクローン人間をめぐる人間同士の暗躍を描いている。そのクローン人間に扮するのが、人気絶頂のパク・ボゴムだ。そして、コン・ユが扮するのは国家機関のエージェント。人類の命運を握ったクローン人間をめぐって様々な勢力が激闘するのだが、その中でコン・ユが演じるキャラクターも大いに奮闘していく。
◆『徐福』の撮影
『徐福』は2019年5月から撮影を行ない、2019年10月にすべての撮影を終えた。その後はずっと編集作業を行なっていて、ようやく2020年12月に韓国で公開されることになった。
◆『徐福』のタイトルの由来
クローン人間が「徐福」と呼ばれるのには由来がある。クローン人間は複製なので「不老不死」に該当するが、徐福もまた不老不死にまつわる人物なのだ。中国を史上初めて統一した秦の始皇帝の時代、彼は不老長寿の薬を探した者に莫大な褒美を取らすというお触れを出した。すると、徐福という者が始皇帝の前に現れて、不老長寿の薬をかならず探すと宣言した。結局は探すことができなかったのだが、「徐福伝説」が各地に残り、徐福は不老不死を象徴する人物になった。それによって、不滅のクローン人間を扱った映画のタイトルに起用されたのだ。
◆『徐福』の公開
韓国で今年の12月に公開されることになっている。
構成=「韓流テスギ」編集部
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コラム提供:韓流テスギ