そして、アルバム制作にあたり、どうしても曲提供をしてほしかったというユン・ジョンシンに会いに行く模様も公開。ユン・ジョンシン自身も約1年ぶりのテレビ出演となる。メンバーたちはイ・スンギに協力し、ユン・ジョンシンから契約を取り付けるというのがミッションだったが、物語性のある曲を歌いたいイ・スンギと、作曲家としてイ・スンギの歌声は魅力的だと感じるユン・ジョンシンの契約を取りまとめ、コラボが実現することに。
後日、ユン・ジョンシンの作業部屋で、曲について説明を受けたイ・スンギがユン・ジョンシンの隣で「The Ordinary Man」を歌っていると、画面がステージ映像に切り替わり、音楽番組のようなセットが組まれたスタジオで、イ・スンギがそのまま熱唱するシーンで番組が終わった。
アルバムの先行公開曲である「The Ordinary Man」のステージを「チプサブイルチェ」で初披露したというわけだ。まさに完璧なプロモーションだろう。この日の視聴率は5.5%(ニールセンコリア調べ)。この5週間で最も高い数値であり、瞬間最高視聴率は番組最後にイ・スンギが「The Ordinary Man」のステージを披露した場面で、6.8%(首都圏は8.1%)まで上昇した。
さらに番組終了後、YouTubeでフルバージョン映像が公開されたが、それも67万回(17日現在)を超え、勢いよく再生回数を伸ばしている。それだけファンが待っていたということであり、曲を聴いたファンからは、最高の別れソングだと好評の声が相次いでいる。
今回1日“師匠”を終え、「未熟な分、もっと真面目に誠実に、コツコツと頑張ります」と語ったイ・スンギ。それに対し、番組側は「根気強さが美しい青年、イ・スンギをいつも応援します」というテロップを出し、歌手活動にエールを送った。新曲初公開を音楽番組ではなく、「チプサブイルチェ」で行ったのには大きな意味があり、このようなことができるのはイ・スンギしかいないだろう。