【時代劇が面白い】張禧嬪の息子が生まれて父の粛宗はどうしたか?

 

興奮した粛宗
重臣たちは「イエスマン」ばかりではなかった。
彼らは官職と命をかけて王に意見することもいとわなかった。それが朝鮮王朝の伝統でもあり、そうした見識をもっていたからこそ、高官たちは王に対しても強い影響力を保持できたのだ。

このときも異議が続出した。重臣たちの間では「王妃はまだ若いので、元子の決定を急ぐべきではありません」という主張が多かった。
王と臣下が対立した。
粛宗は次第に憤慨してきた。
「古来より“不孝の中でも後継ぎがいないのが一番の不孝だ”と言うではないか」
粛宗は重臣たちをにらみつけた。

「余の年はもうすぐ30だ。後継ぎがいないので日夜心配していたのだが、ここでようやく王子が生まれた。それなのに、なぜ元子に決めるのが早すぎるというのか!」
粛宗は興奮しながらさらに語り続けた。
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朝鮮王朝にはこんな悪女たちがいた!

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張禧嬪(チャン・ヒビン)/朝鮮王朝人物紀行11

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2020.11.16