『美男<イケメン>ですね』を撮影していた2009年当時、チャン・グンソクはまだ22歳だった。この年齢で共演者を引っ張っていかなければならないのだから、彼も本当に大変だった。
全力で疾走!
チャン・グンソクはもともと面倒見がいい性分なので、『美男<イケメン>ですね』の撮影のときも、ごく自然体でムードメーカーの役目を果たすことができた。
それでも、チャン・グンソクは役作りではとても苦悩していたが、テギョンという役に集中できたのは、共演者と息がピッタリ合ったからだ。
「撮影はとても楽しかったです。共演した俳優たちは年下でしたが、僕は兄のような立場でみんなを引っ張っていきました。プレッシャーもありましたが、みんなが本当にがんばってくれたと思います」
結果的に、『美男<イケメン>ですね』は、チャン・グンソクという個性そのものを大きく成長させた。
つまり、『美男<イケメン>ですね』というドラマがチャン・グンソクにもたらしてくれた贈り物はとても大きかったのだ。
チャン・グンソクはどんな仕事にもプライドを持って取り組んできたが、『美男<イケメン>ですね』の大成功以降、彼の活躍の場は俳優に加えて音楽やエンタテインメントのジャンルにも広がった。
それでも、まずは俳優としての活動が大事だ。
2010年には『メリは外泊中』に主演した。このドラマの撮影当時、チャン・グンソクはとてつもなく忙しかった。ハードな撮影の合間を縫って日本ツアーが企画されていたのだ。過酷で知られる韓国ドラマの撮影をこなしながらのツアーは無理だと、所属事務所は中止を提案した。
しかし、彼は「待っている日本のファンに会いたい」と願い、ツアーを強行した。ステージでは辛い素振りを見せなかった彼だが、公演中3回も点滴を打っていた。やはり、疲労の極致だったのだ。
そんなハードな日程の中で、チャン・グンソクは『メリは外泊中』の撮影を完全にやりきった。
以後も、彼は兵役によって芸能活動が中断するまで、全力で疾走した。
(終わり)
構成=「ヨブル」編集部
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チャン・グンソクにとって2011年こそが「特別な年」だった!