韓国人は自分の感情を表すことに抵抗感が少ないのです。西洋人のように最初から自分の意見をぶつけていくわけではないのですが、感情的な面ではすごく正直に自分を表現しようとします。それに、相手の感情を常に知りたがるというのも韓国人の特徴です。それが、ドラマでの印象的なセリフにつながっています。
感情が優先する
韓国人の国民性は、ときに厚かましい面として表われますが、人々の感情のコミュニケーションではお互いが正直に自分の気持ちを言い、あるいは、聞く態度を持てるようになります。
また、韓国人は論理的に物事の仕組みを分析するよりは、感情的に現象の状態を共感しようとする傾向があります。そのために人の感情を知ろうとし、また、自分の感情を表現することに積極的です。
これは恋人同士の愛情表現で特に目立ちます。韓国人は感情の表現に抵抗がないために、家族のように長い間過ごした相手には、当然のように自分の感情や考えをわかってほしいと願う面があります。
しかも、恋人同士は常にお互いの感情を微調整する必要がある分、いつもお互いのことを語り合います。
そのことは文学にも影響しました。
(ページ2に続く)