映画はジャヨンのように正直だ。正直な主人公が正義のために駆け抜けるように、この映画も彼女たちをストレートに追いかけていく。3人の行動が自然と“女性の連帯”へとつながっていくが、堂々と立ち向かっていく女性社員たちの姿がこれを象徴している。このような過程を経て、映画は“ポジティブな勝利”を完成させていく。正直なジャヨンと魅力的なユナ、ぼんやりしているが天才なボラム、そして“縁の下の力持ち”として活躍する女性社員たちは愉快に「I can do it! 」と声を上げて力を注いでいく。
映画は社会風刺的な面もある一方で、コミカルさも忘れていない。しかし、映画のクライマックスの感動にたどり着くまでに、どんでん返しがありつつも残念さも残った。それでも心が動かされる理由は“女性の連帯”、さらには“平凡な人物たちの連帯”が正義を引き出すからだ。
イ・ジョンピル監督は「ファンタジーなんかではなく、映画の短い時間のあいだに高卒の下っ端女性社員たちが勝利する姿を見せたかった。また目に見えない彼女たちの姿に共感してもらえたらと思う」と説明した。この映画は正義のために「I can do it! 」と声を上げ、協力していった彼女たちのまっすぐな教訓を伝えてくれる。上映時間は110分、韓国では21日に公開がスタートした。
WOW!Korea提供