パク・ソジュンとパク・ミニョンという魅力全開の2人が共演している『キム秘書はいったい、なぜ?』。このドラマでは、パク・ソジュンが完璧主義者のナルシストを演じているのだが……。
演じるうえでの課題
制作発表会でパク・ソジュンは『キム秘書はいったい、なぜ?』に出演することになった経緯をこう説明していた。
「私が作品を選ぶ基準にしているのが、ジャンルというより物語とキャラクターです。この『キム秘書はいったい、なぜ?』は原作もありますが、とても魅力的であり、表現できることがたくさんあるドラマです。それで出演を決めました」
さらにパク・ソジュンは、撮影に臨むときの心構えをこう語っていた。
「原作にあるキャラクターを映像で立体的に演じることが課題でありました。実際は、監督の指導のもとで本当に楽しく撮影ができました」
この言葉の通り、パク・ソジュンは、原作ですでに知られているキャラクターを映像的にどのようにプラスに表現できるかに集中した。
その成果はどのようにあらわれたのか。
『キム秘書はいったい、なぜ?』では、冒頭からパク・ソジュンが演じるヨンジュンという男をあらゆる場面を駆使して紹介していた。そこがこのドラマの一番の見どころではないか、と思えるほどだった。
とにかく、他に誰もいないような完璧な人物をパク・ソジュンは演じる必要があった。
いくつもの外国語をネイティブのように操り、会社の役員たちが集まった経営会議で誰もが驚くような経営上の数字を速射砲のようにしゃべったりする。
そして、大勢の女性の関心の的になるような立ち居振る舞い……このように、ヨンジュンという人物のすべてを見事な映像で見せていた。それはまさに「ビジュアルの帝王」と呼べるほどの姿だった。
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