「故郷にも行けないうえBTS（防弾少年団）のファンで... 1時間以上かけてきたが、満足している。天気が良くてよかった」
ベトナムから来た20代のベティは1日の昼12時頃、ソウル市リョンロ（鍾路）区にある景福宮のチケット売り場で会ってこのように話した。青いスカートと白いチョゴリのレンタル韓服姿の彼女は、韓服着用者は無料で観覧できると後で知って、喜んでBTSが公演を収録したクンジョンジョン（勤政殿）に向かって足を運んだ。

秋夕（旧盆）当日である1日午前から景福宮には人波が溢れた。新型コロナウイルス感染症の影響で故郷に行くことができない人々や他国で暮らしている外国人労働者らがPM2.5のない季節を満喫しようと訪れたのだ。
「クァンファムン（光化門）のマスコット」と呼ばれるのGKは黒いマスクをしていた。入口から「マスクを必ず着用してほしい」という文化財庁グンヌン（宮陵）遺跡本部景福宮管理所職員の声が聞こえた。

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