【時代劇が面白い】朝鮮王朝でなぜ三大悪女が生まれたのか?

 

真の「三大悪女」
たとえば、文定王后は我が子を王にするために多くの人の命を奪っているし、21代王・英祖(ヨンジョ)の二番目の正室だった貞純(チョンスン)王后は後にキリスト教を弾圧して悲惨な大虐殺事件を起こしている。
23代王・純祖(スンジョ)の正室だった純元(スヌォン)王后は、自分の実家に権力を集中させて王位継承の筋道すら歪めてしまった。政治を私物化して多くの人を不幸にしたという意味では、長い朝鮮王朝の歴史における真の「三大悪女」は、文定王后、貞純王后、純元王后の3人だ。

それにしても、韓国のドラマを見ていてつくづく思うのは、「韓国の人たちは悪女もののドラマが好きなんだなあ」ということだ。時代劇でも現代劇でも次々に悪女が出てきて、痛快なほど男を手玉に取っている。まさに、肩書が幅をきかせる男社会に対する強烈な風刺になっているように思える。

男尊女卑の風潮が濃かった時代から、女性は能力があってもなかなか世の中で認められなかったが、コロリと悪女にだまされる男たちの姿は、男の社会がいかに見かけだけであるかを端的にわからせてくれる。

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コラム提供:チャレソ

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2020.08.19