俳優イ・ジュンギは2014KBS演技大賞の伏兵になれるか?
31日午後8時30分、汝矣島(ヨイド)KBSホールで開かれる2014KBS演技大賞の有力な対立候補は、KBS1TV「鄭道伝」の二人の主人公チョ・ジェヒョンとユ・ドングンだ。
「鄭道伝」は今年一年KBSで一番話題を呼び起こした名品ドラマ。現実の政治にも大きな影響を与えるくらいの鋭いせりふと、過去のその時代、その人物を十分に消化しきったような演技者たちの奥深い演技が好評を博した。
二人の俳優の受賞が有力な中、また一人無視することができない俳優がいる。KBS2TVドラマ 「朝鮮ガンマン」の主人公だった俳優イ・ジュンギだ。彼はこの日、2014KBS演技大賞授賞式に参加する予定。当初、中国での映画撮影の日程のため参加が難しかったが、中国側との調整の末、参加が可能になった。
このたびの授賞式で、イ・ジュンギは今年6月から9月まで放送されたドラマ「朝鮮ガンマン」でネットユーザー人気賞、ベストカップル賞、人気賞、中編ドラマ優秀賞-最優秀賞-対象など 6個部門の候補に名前をあげた。
イ・ジュンギが出演した「朝鮮ガンマン」は今年一年ちょっと不振な成績を見せた平日の時間帯ドラマの中で10%台の視聴率をおさめ同時間帯で1位を占めた作品。放送当時、SBS「大丈夫、愛だ」、MBC「運命のように君を愛してる」など話題作の追撃にも屈せず、同時間帯1位の位置を守った。
イ・ジュンギに対する視聴者たちの反応は好評一色だ。彼は「朝鮮ガンマン」で復讐心に燃える朝鮮末期の銃使いパク・ユンガン役を引き受け、感性あふれるアクション演技でドラマをリードした。「信じて見れる演技者」の真価を発揮したという評価。だから視聴者たちの間ではせっかくスケジュールを整理して授賞式に参加するイ・ジュンギの努力が受賞につながるはずだという期待感に溢れている。
特に彼は去年、MBC演技大賞で「Two Weeks」に対する好評にもかかわらず、「無関の帝王」にとどまり、苦杯を飲んだことがある。今まで実力や成果に比べて賞には恵まれなかったイ・ジュンギが、今回は二人の大賞候補を脅かす伏兵になるか、それとも大賞ではないにしてもそれなりの功労を認められるか帰趨が注目される。