左から ソンギュ、ドンウ、ウヒョン、ホヤ、ソンヨル、エル、ソンジョン
2011年の日本デビュー以来、アイドルを超えた高い音楽性に加え、シンクロ率99.9%の代名詞に象徴される一糸乱れぬダンスとの融合でファンを魅了してきたINFINITEが「2013 INFINITE 1st WORLD TOUR<ONE GREAT STEP>」と銘打ってワールドツアーをスタートさせた。
韓国を皮切りに香港を終え、さらに拍車がかかった9月5日の福岡から日本公演が始まり、広島、神戸まで4公演、18日から20日までの横浜連続3公演の合わせて7回のステージでINFINITEならではの魅力を十二分に拡散させ、タイ、シンガポール、台湾、マレーシア、中国、アメリカ、ペルー、イギリスとつなげ、フランスのパリで有終の美を飾る予定だ。
日本公演のファイナルステージともなる横浜での初日公演に先駆け、9月17日(火)都内某所にて「2013 INFINITE 1st WORLD TOUR<ONE GREAT STEP>JAPAN」の記者会見を開き、和やかな雰囲気の中、彼らが目指す“世界”を熱く語ってくれた。
― 8月9日のソウル公演でスタートした今回の初のワールドツアー「ONE GREAT STEP」のテーマを 教えてください。
ソンギュ:1969年にニール・アームストロング船長がアポロ11号に乗り人類ではじめて月に降り立ったとき「ONE SMALL STEP」という表現を使いました。その表現を借りて、「ONE GREAT STEP」というタイトルをつけてみました。今回の初のワールドツアーが僕たちにとって大きな飛躍のきっかけになれば、という思いが込められています。コンサートはこれまで日本や韓国で開いてきましたが、今回は全世界でコンサートが開かれるという点が、これまでとは違う点だと思います。コンサート中に流れる映像は、音楽がなくなった世界で、INFINITEが音楽で世界を救うというコンセプトで制作しました。皆さんが共感できる内容になっていますので、一緒に楽しんで元気になっていただければと思っています。
―日本ツアーまでにソウル、香港、ジャカルタと回って来られましたが、国ごとに違いやエピソードはありましたか?
ドンウ:違う点というよりも、どの国でも情熱的に迎えてくれましたので、すべての公演ごとに新しい気持ちで取り組めました。そしてどの国に行っても、共通点を感じるのですが、それは僕たちの歌を韓国語で一緒に歌ってくれるということです。とても感動しました。 僕たちの名前を叫んでくれて、そして応援を絶え間なくしてくださるのでコンサートの時間中、とても楽しい時間を過ごせています。これからも応援をよろしくお願いいたします。
―日本では昨年に続き2度目となるアリーナツアーで、どのような準備をされましたか? また、福岡、広島、神戸の公演を終えて各都市の感想は?
ウヒョン:明日から横浜でコンサートをすることになっていますが、その前の公演でずっと感じていたのは、ファンのみなさんの共通点がひとつあるということです。僕たちINFINITEの音楽を本当に好きでいてくれて、そして楽しんでくれて、愛していてくれているという心が本当によく伝わってきました。なので、コンサートの最中もとても楽しく、そして面白い気持ちでコンサートをすることができました。そして今回のコンサートは“世界中にいる僕たちのファンクラブINSPIRITのみなさん一人ひとりに会うために、僕たちが世界各地に足を運ぶ予定なので、これからもみなさん、僕たちのことを愛してください。そして一生懸命頑張るINFINITEになります。(日本語で)これからも頑張りますので、INFINITEの応援、よろしくお願いします! ハハハ。(笑)
ソンギュ:(日本語で)関西、めっちゃ好きやねん。(笑)
―明日からは横浜アリーナで3日間連続公演で延べ3万3千人の観客が訪れることになっていますが、意気込みと見どころをお願いします。
ホヤ:キャパシティが1万人を超える会場で3日間連続の公演というのは今回がはじめてです。ステージに立つと、夢を見ているような気持ちになるんですが、そんな気持ちを3日間感じることができるので、メンバー全員とてもワクワクしています。見どころは、生バンドのライブで行われるということが一つ目のポイントです。ほかには、僕たちのキレのいいシンクロ率99.9%のダンスと、自由な僕たちの雰囲気を楽しめるステージ、そして僕たちがファンのみなさんのために準備しているコーナーもありますので、そういったところが見どころになると思います。
―ワールドツアーを終えたら、今後どんなグループになっていきたいですか?
ソンギュ:僕たちINFINITEは、ワールドツアーを初めて開催しますが、 今回の公演を通じてメンバーが多くの経験を積み、様々なことを得ると思います。INFINITEの目標はいつも“すべての世代が共感できる音楽を作る”ということであり、また夢なのですが、今回のワールドツアーのあと、その夢である“全世代のみなさんに愛される音楽”に少し近づけるのではないかと、そんな期待をしています。これからも成長し続ける姿を、みなさんにお見せしていきたいと思っております。
ドンウ:いろいろな国に行って、その国ならではの文化を習い、感じながら、そこで得た感情を歌に込めていけるようなアーティストになりたいです。 通りすがりの建物やファンのみなさんの声援など、一つも見逃さずに目に焼き付けて、それを歌で表現できるような歌手になっていきたいと思います。応援、よろしくお願いします。
ウヒョン:音楽という美しいものを通じて、僕たちとみなさんがひとつになれることを夢見ています。そして僕たちの音楽をみなさんが愛してくれるように、これからも一生懸命、かっこいい姿を見せていきたいと思っています。そして、そういうグループになれるように努力していきたいと思います。
ホヤ:今回のワールドツアーのコンセプトは“音楽で世界を救う”なので、僕たちも音楽で世界の皆さんを救うことを望みます。
ソンヨル:ワールドツアーをすべて終えると、僕たちの公演は32回をやり切ったということになります。その経験を元に日本のファンのみなさんを大きなスタジアムに一同に集めて、ファンのみなさんとひとつになってお互いにコミュニケーションを取れるようなことをやってみたいと考えています。
エル:僕たちINFINITEの親しみやすさ、かっこよさ、そしてソフトさをみなさんに感じていただいて、記憶に残るようなグループになりたいと思っています。よろしくお願いします。
ソンジョン:みなさんが疲れ果ててしまったときに、僕たちの音楽を聴いたら「力が出てきた」とか「癒やしになった」と言われるような音楽ができるグループになりたいと思います。みなさん、よろしくお願いします。そして、僕たちの音楽を愛してください。
ここで、最後に感想を述べたソンジョンにメンバーが拍手を送ると、「今回の公演は、ソンジョンさんとメンバーの関係が見どころになっています」と、MCがつけ加えた。
― 今回はワールドツアーでの来日ですが、これまでのリリースイベントや公演ツアーなどの来日と違いがありますか?
ソンギュ:これまで日本で行ってきた活動と異なる点というのは、やはり今回はワールドツアーを通して日本のファンのみなさんにこれまでお見せできなかったステージをお見せできるのが、よい点だと思います。
例えば、INFINITE Hは韓国でのみの活動でしたし、僕のソロも韓国のみでした。そして『Destiny』という曲がありますが、これはまだ日本で披露したことがありません。
今回このワールドツアーで今までお見せできなかったステージをお見せできる、ということでとてもうれしく思っています。そういったところが、これまでの僕たちのステージとは違うところではないかと思っています。
ウヒョン:『Beautiful』もありますよ。僕の作った曲です(笑)。
―ツイッターで見ましたが、神戸では海に行ったり観光をしたりしたとありました。日本各地で、ライブとライブの間は何をして過ごしていましたか?
エル:僕の場合は、時間があれば日本でこれまで行ってみたいと思っていた有名な場所に足を運びました。神戸では神戸タワーも行ってみたり、町を散策したり、観覧車も見ました。そうした美しい夜景を写真に残すことができて、とてもうれしかったです。そして、アンパンマンに関する施設もあって、そちらに行ったのもとてもいい思い出になりました。
ソンヨル:アンパンマン!!(笑)神戸ではアンパンマンがとても有名だと聞きました。ですので、アンパンマンのグッズを買おうと思って行ったんですが、そのお店が早く閉まったので買うことができなかったんです。なので、また行く機会があったら、そのときは必ず買いたいと思っています。
ウヒョン:僕はショッピングがとても好きなので、原宿にあるショッピングセンターに行こうと予定をしているところです。日本のデザイナーのみなさん、本当にかっこいい洋服を作ってくださってありがとうございます。そして、これまで僕が日本に来るたびに本当によく行っているのは、ドン・キホーテなんです。そこに売っているものを、覚えてしまうほどです(笑)。
ソンヨル:(日本語で)アンパンマン、ドン・キホーテ大好き!
―今後の日本での活動予定について教えてください。
ドンウ:正式に計画が決まっているということではありませんが、このワールドツアーが12月に終わりますから、来年のはじめごろにサプライズイベントを用意しているところです。ちゃんとした骨格が決まっているわけではないのでお話できませんが、そういった日程は準備しているところです。先ほどソンヨル君が「ワールドツアーの全公演は32回だ」と言いましたが、そうではなくなる可能性があるのです。ですので、みなさん期待していてください。
―日本の各会場でファンが準備した様々なサプライズがあったそうですが、どのように感じましたか?
ソンジョン:いつもサプライズイベントをしてくださるたびに、とても感動します。そして僕たちはコンサートのたびにファンのみなさんを記憶しようと、ステージのあちらこちらを行ったり来たりしてファンのみなさんと目を合わせようとしているのですが、ステージの構成上、遠くまで行けません。それにもかかわらず、遠くにいらっしゃるお客さんも一緒にサプライズイベントをしてくださるので本当に感動します。
ファンのみなさんと僕たちが本当にひとつになったという気持ちになれます。ですので、いつも本当に涙が出てしまいますし、僕たちにとって最高のプレゼントだと思います。
ソンジョンのコメントにメンバーが同調するように拍手をし、感動が涙を誘うファンからのサプライズイベントの話題に、INFINITEがファンとつむいできた絆を垣間見て記者会見は終了した。続くフォトセッションでもINFINITEは日本語で声をかけたりして、笑顔と笑い声があふれた。報道陣への礼儀正しいあいさつはもちろん、特に退場前に最前列のカメラマンと握手をしたウヒョンは、通訳やMCとも握手を交わすなど、最後まで雰囲気を盛り上げてくれた。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
■2013 INFINITE 1ST WORLD TOUR <ONE GREAT STEP>JAPAN ツアースケジュール
9月5日(木)マリンメッセ福岡
9月10日(火)広島サンプラザホール
9月13日(金)、14(土)神戸ワールド記念ホール
9月18日(水)、19(木)、20(金)横浜アリーナ
主催:WOOLLIM ENTERTAINMENT / CJ E&M / Live Nation
企画/制作/招聘:Live Nation Japan / クリエイティブマン
協力:INSPIRIT Japan / CJ E&M Japan(Mnet)
INFINITE JAPAN OFFICIAL FANCLUB http://infinite7.jp/