ドラマ「アクシデントカップル」、映画「カンナさん大成功です!」で、そのキュートさが多くの男性ファンを虜にし、2011年ドラマ「サイン」では天才的な検死官を熱演。そして2013年には映画「マイPSパートナー」に出演し新境地を開拓して話題となった美貌と演技力の高い評価を受ける実力派人気女優キム・アジュン。
そんなキム・アジュンが、9月15日(日)東京国際フォーラムCにて、昨年に引き続き2回目となる「キム・アジュンLIVE SHOW 2 IN JAPAN 2013」を開催した。
ステージスクリーン映像で「みなさん、こんにちは。お久しぶりです、キム・アジュンです」とあいさつがあり、その後ステージが暗転すると、中央にスラリとしたボディのシルエットが映し出され、「Show Me Your Heart(「マイPSパートナー」挿入歌)」をしっとりと歌いながら、ロングドレス姿のキム・アジュンが登場。会場には多くの男性の姿が見られ、今か今かと待ちわびていたファンの大歓声と拍手に包まれた。
「みなさんびっくりしましたか?LIVE SHOWに来てくれて本当にありがとうございます。今日は最後まで盛り上がりましょう」と改めて日本語であいさつすると、再び会場は拍手と大歓声が沸き上がった。
MCから近況について聞かれると、映画「Only You!(仮題)」の撮影が終了したばかりで、蒸し暑い中での撮影が3週間ほど続き、スタッフ共々大変だったと明かした。またこの日発売で初披露となるオリジナル新曲のレコーディングも行い、ファンミーティングに合わせた内容で、作詞は自身で手がけたと照れくさそうに話した。会場のファンからもこの日を待っていたと言わんばかりの大歓声が送られた。
最初のコーナーは「キム・アジュン、ヒストリー」と題して、スクリーンに年表が映し出された。
小さい頃は男の子っぽく、不良っぽい子だったと明かすと、会場からは「へ~」と驚きの声が。
2006年映画「カンナさん大成功です!」のエピソードについて聞かれると、「もうすでに話しているので何があるのかなぁ。特殊メイクのことについてはトイレに行くのが大変で、二人以上のスタッフについて来てもらって、服も脱がせてもらい恥ずかしかった思い出がありますね」と当時を思い出しながら話した。
2009年ドラマ「アクシデントカップル」のエピソードについては、「このドラマの相手役を愛しすぎてしまい、普段もその気持ちから抜けきれなくて大変でした」と、演技に没頭する姿も垣間見ることができた。さらに撮影中も楽しんで参加できたドラマだと語った。
女優業以外でもボランティア活動等を積極的に行い、2013年春のSBSTV番組で訪れたアフリカのリベリアでの活動が映像で流れ、現場では幼いシングルマザーが多く、勉強できるよう奨学金の手配や子供たちが健康に育つように医療関係の面でもサポートをしたと語った。
学校も建設することができ、自分にとっても意義深いこととなり、自分がアフリカに行って活動したということで他の人からも援助が得られれば良いと話した。
キム・アジュン自身も何事にも感謝をするという気持ちを抱くようになり、今日もファンから勇気や愛情を享受していることに対して、とても感謝していると明かすと会場から拍手が沸いた。
続いて、ファンからの10の質問に○×で答えるコーナーでは、“今までに男性を振ったことがある”という質問には○と答え、「私ぐらいの年齢だったら誰でも経験があると思うのですが…。自然な別れ方をしたから(笑)」と笑いながら茶目っ気たっぷりに答えた。
”日本の映画やドラマには悪女で出たい?”の質問には×で答え、「初めから悪女で日本のみなさんとお会いするよりは、親しみやすい役が良いと思うので」と話し、会場のファンに向けてどんな役が良いかと訊ねると、「コンジュ!(=お姫さま)」と男性からの声が。それに対し「いいですね」とにこやかに答えるキム・アジュン。
“初めてもらったお給料で家族にプレゼントを買った?”の質問には×と答え、「ギャラを初めて頂いて、使えなくてそのままにしていました。今はそのお金がどこに行ったかはわかりません(笑)」と笑いながら話し、「家族へのプレゼントはよくするんですが、一番喜んでくれたのはクレジットでカードです(笑)。それに現金も」と答えると、会場から笑いが。家族同士でプレゼントはよくする仲良し家族ですと明かした。
“今でも忘れられない男性がいる”という質問には○と答え、「初恋の人ではないですよ。ドキドキハラハラしながらスリルのあるお付き合いをしていました。こっそりと会っていたこともあって余計に記憶に残っています」と、包み隠さずに当時の恋愛の様子を話し、今は好きな男性はいないと答えるキム・アジュン。
“仕事で丸坊主になる”という質問には○と答え、「太ることもそうですが、女優として当然のことだと思います。でも現実から逸脱したいと思うときは、演技と関係なく髪を切りたいと思うこともあります」と話した。
“毎日欠かさずしている習慣がある”には○と答え、「誰でもやっていることで毎日洗顔や歯を磨きシャワーを浴びることですが(笑)、以前は運動のために縄跳びをしていました。他には…。よくわからないですね。縄跳びは一日3000回やっていましたよ(笑)」と、ジョークを交えながら話すキム・アジュン。プライベートに迫る質問まで一つ一つ丁寧に答えるキム・アジュンに抱くのは好感以外に何もなく、ファンはその姿にますます魅了された。
映画「マイPSパートナー」の話題になり、家族の反応についての質問には、「セクシーな演技もあるので、この映画の出演を決めるときに母に相談しました。母から1才でも若い時にやりなさいと言われ、完成した試写会の時は一緒に観て喜んでくれました。ただ、母が友だちと観に行くと言うので、それはやめてほしいと止めたこともありました(笑)」と、お母さんとのエピソードも語った。
そして、ステージスクリーンで「マイPSパートナー」の映像とともに、共演したチソンとカン・ギョンジュンからコメントや質問の映像が流れ、イベントをさらに盛り上げた。
次はお待ちかねのファンとの交流タイムへ。
キム・アジュンが選んだパートナー3名がステージへ上がり、「マイPSパートナー」にちなんで、電話で会話をするシーンを演じながら、キム・アジュンにお願い事をするという設定で進められた。3名とも見事に演じ、最後はコスプレグッズを付けたキム・アジュンと2ショット写真撮影とサインのプレゼントもあり、最高の時間を過ごした。
そして3人のために歌のプレゼントもあり、大好きだと言う「I’m In Love」をしっとりと心を込めて歌うと、聞き入る3人はその甘く囁くような歌声にメロメロ。キム・アジュンの魔法にかかったかのように会場もうっとりとした甘い気分でいっぱいになった。
続いて映画「Only You!(仮題)」について、警察官役のチュウォンと泥棒役のキム・アジュンのロマンティックラブコメディだと紹介し、共演したチュウォンからのメッセージ映像が流れた。
共演のチュウォンについてはとても楽しく優しい人で、年下だが背が高いので、同い年のような感じでとても楽しく撮影ができたと話した。
韓国公開は今年の12月頃の予定になっており、ファンにとって楽しみな報告となった。
いよいよイベントも後半に向かい、キム・アジュンダンスパフォーマンスのコーナーへ。
イベント前日に来日し、準備に励んでいたキム・アジュン。
ピンクのセクシーな衣装に着替えて登場したキム・アジュンは、ニーヨの「One in a Million」に合わせて、ダンサーと共にキレのあるセクシーダンスを披露した。
再び、ステージはライブコーナーへとなり、白い可愛い衣装でキム・アジュンが登場すると、会場は大歓声に包まれた。
作詞を手がけた「Run The World」をキュートにそしてパワフルに歌い上げ、会場のファンもペンライトを振りながら、応援した。
そして、ファンからのリクエストに応え、MISIAの「Everything」をしっとりと披露。ファンへ向けて、私に送ってくれるみなさんの愛に、私の愛をお応えしたいと感謝の気持ちを込めて手紙を読み上げた後、いきものがかりの「ありがとう」を日本語で披露した。彼女の愛に応えるかのように会場のファンも手拍子で声援を送ると、「ありがとうございました。またお会いしましょう」とステージを降りた。
名残惜しいファンの「キム・アジュン」コールに後押しされて、再び登場したキム・アジュンは「MARIA」をパワフルに歌い上げ、最後は笑顔で投げキスを送り、ファンを虜にした「LIVE SHOW」は幕を閉じた。
終了後は、ファンへの感謝の気持ちを書いた日本語のラブレターをキム・アジュンからひとりひとりに手渡しながら、ファンを見送った。
演技はもちろんながら、歌やダンスと多才な顔を見せてくれるキム・アジュンの今後の活躍に期待したい。
■キム・アジュンオフィシャルホームページ
http://www.kimajoong.jp