<Wコラム>今年のK-POPボーイズグループの総まとめ、2015年にはついに「BIGBANG」登場!

20141222_bb_b今年も韓国のK-POP界では、ボーイズグループたちの活発な活動が続いた1年となった。中でも、「god」や「Fly to the sky」など、往年の人気アイドルユニットの活動再開が話題となった。この一年の動きをまとめ、月別でその流れを見てみよう。

 

■1月
アイドルシーンでは、「東方神起」の「Something」が2014年の幕開けとなった。
7枚目のフルアルバム「TENSE」のタイトル曲でもあるこのナンバーで、当然のごとく音楽ランキング番組で「1位」を獲得しつつ、デビュー10周年を華やかに彩った。その他、「B1A4」もメンバーのジニョンが作曲を手がけた「Lonely」で順調なスタートを切った。

■2月
「B.A.P」と「BTOB」の活躍など、デビュー5年以内の若手アイドルたちの躍進が続いた。
「B.A.P」は、「1004(Angel)」のリリースで地上波の音楽ランキング番組では初めて1位獲得。また、「ガオンチャートK-POPアワード」では「ワールド・ルーキー賞」を受賞して、人気アイドルグループへの仲間入りを確実に果たした。
そして、「BTOB」もいたずらっ子をコンセプトにした「Beep Beep」で、初めて音楽ランキング番組の「1位候補」に名を連ねることに成功した。

■ 3月
韓国を代表するボーイズバンド「CNBLUE」が新曲「Can’t Stop」で華麗なカムバックを果たした。発売と同時に主要音楽配信チャートの上位を独占。この曲で作詞作曲を手がけたメインボーカルのチョン・ヨンファの作曲能力にも注目が集まった。
オルタナティヴ・ロックからハイブリッド・ロックへのチャレンジが功を奏し、米国の音楽誌ビルボードからも高い評価を受けた。

■ 4月
発売前の音源が流出されるというアクシデントを経て、K-POP最強の人気アイドルグループ「EXO」がついにカムバック。
新曲「中毒(Overdose)」を引っさげ、4月15日にはあの「サムスン」(Samsung)とコラボしたコンサートを本国で開催。
この楽曲は、今年最も売れたK-POPシングルCDとなり、昨年に続く「EXO」の勢いを物語った。

■ 5月
いわゆる「第1世代アイドル」の一角を成すボーイズグループ「god」が約8年ぶりの活動再開。
デビュー15周年を迎え、過去を振り返るコンセプトで発売されたバラード曲「The Lone Duckling」は、旅客船沈没事故でテンションが下がった世論の雰囲気と相まってロングヒットとなった。
また、同じく「第1世代アイドル」として一世を風靡したバラードデュオ「Fly to the sky」も5年ぶりのカムバックを果たした。「You You You」では、彼らならではのR&B風のバラード曲で変わらぬハーモニーをアピール。人気健在を確認した。

■ 6月
「BIGBANG」SOL(テヤン)の4年ぶりとなるソロプロジェクトが話題となった月。
予想を裏切る形でリリースされたバラード曲「EYES, NOSE, LIPS(目、鼻、口)」は、ガオンチャートの「カラオケ週間チャート」で、「11週連続1位」という快挙を達成。さらに、「2014 MAMA」では「今年の歌」に選ばれた。
その他、「BEAST」の「GOOD LUCK」、「ZE:A」の「Breath」、「U-KISS」の「Don't Flirt」、「BOYFRIEND」の「OBSESSION」などが立て続けにリリースされアイドルファンを満足させてくれた。

■ 7月
3年ぶりとなる「JYJ」の復活が業界の関心事となった。
未だ韓国の音楽業界ではテレビ出演がままならない状況が続いているが、そんな中で発売されたセカンドアルバム「JUST US」はファンの熱い支持を受けた。
タイトル曲「BACK SEAT」も音楽配信チャートでは好成績を上げた。
その他、「INFINITE」は新曲「Last romeo」と「Back」を立て続けに発売し、音源チャートの「1位」を獲得。
ヒップホップ系アイドルの代表格「Block B」もノリノリのアップテンポ曲「HER」で音楽ランキング番組で「1位」を達成。
一方、新人ボーイズグループ「GOT7」もデビュー曲とは打って変わって、ラブリーな彼氏コンセプトの新曲「A」でイメージチェンジに成功した。

■ 8月
昨年から話題になっていた「YGエンタテインメント」からの大型新人「WINNER」がついにデビューを飾り、期待通りの活躍をみせてくれた。
デビュー曲の「EMPTY」は、主要音楽配信チャートだけでなく、音楽専門チャンネル「Mnet」や地上波3社の音楽ランキング番組も1位を総なめする大ブレイクとなった。

■9月
個別ユニットによる活動が目立っていた「SUPER JUNIOR」が2年2か月ぶりに戻ってきた。「韓流帝王」のニックネームにふさわしく、タイ、フィリピン、シンガポール、香港などアジアの4カ国のアルバムチャートでも「1位」を獲得した。
その他、「2PM」はメンバーのJun. Kが作曲した新曲「Go Crazy! 」で、「TEEN TOP」はいつもの一心不乱なダンスパフォーマンスが目立つ「Missing」でアイドル音楽の醍醐味を見せつけてくれた。

■ 10月
「BEAST」がメンバーヨン・ジュンヒョンらが手がけたバラード曲「12時30分」で今年二枚目となるシングルをリリース。ビールボードK-POPが選んだ今年のK-POPに選ばれるなど、グループのセルフプロデュース能力にも注目が集まった。
その他、「コンセプトドル」の異名を持つ「VIXX」は今回もサイボーグをコンセプトにした楽曲「エラー(Error)」で、音楽ランキング番組1位を獲得し、最近の成長ぶりに拍車をかけた。

■ 11月
K-POP界唯一のバラード専門のアイドルユニット「2AM」がこの季節にピッタリなメロディアスなバラード曲「Over the Destiny」をリリース。
3枚目のアルバム「Let's Talk」のタイトル曲で、ベテランアーティストのチョ・ギュマンが作曲したこのナンバーで配信サイトの初登場1位を飾った。

■12月
最近は、バラエティー番組の司会者など、タレントとしての活動が目立っていた「SUPER JUNIOR」のキュヒョンがついにソロデビューを飾った。
チームのメインボーカルらしく、安定した歌唱力で歌うバラード曲「光化門で」がリリースと同時にロングヒットとなり、ソロ歌手として「独り立ち」成功した。
その他、12月22日には「BTOB」のクリスマスアルバム「The Winter's Tale」がリリースされたが、年末年始にかけては、アイドルたちのスペシャルな楽曲が奇襲的に発売される可能性はまだまだ残っている。

 

韓国ではガールズグループの勢いに押され気味のボーイズグループたちではある。しかし、2015年は「BIGBANG」のカムバックや大型新人のデビューも予定されているので、来年も波のある1年になりそうだ。

WOW!korea提供

2014.12.26