ジョンソクは4年前に前代未聞の災害を避けて辛うじて脱出したが、拒絶できない提案をされて再び廃墟になった半島に戻ってくるという人物だ。災害で家族を失い、無気力に生きていたジョンソクは、半島に帰ってきた後で生き残った者たちと共に少しずつ変化する。ジョンソクの繊細な感情の変化を立体的に描いたカン・ドンウォンに対してヨン・サンホ監督は「ジョンソクというキャラクターの感情を私よりはるかに多く考え、むしろ私に提示してくれたことを思い出す。アクションシーンも感情をこめ、思いもよらなかった部分まで目つきで表現してくれた。感情が豊かですさまじい雰囲気のアクションが完成した」と惜しみない賛辞を送った。

カン・ドンウォンは繊細な感情演技はもちろん、あふれるカリスマ性で「アクションの模範」を示している。高速で疾走するゾンビに向かって銃を向ける険しい目つきとクールな打撃などカン・ドンウォン独自のアクション演技は映画の緊張感を極度に高めている。体当たりのカン・ドンウォンの演技にヨン・サンホ監督は「高い強度のアクションシーンが多いが、ほとんど本人がこなし、現場でも模範的であったことを思い出す」と深い信頼を見せ、彼の変身をより一層期待させている。
「半島」は、7月に韓国と海外主要国で同時に公開予定だ。

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