韓国の軍隊の中で、訓練が一番厳しいと言われているのが海兵隊だ。訓練中に故障者が続出すると言われている。果たして、その訓練とは具体的に何をするのだろうか。
新兵訓練は7週間
兵役で海兵隊に入った場合、最初に浦項(ポハン)にある訓練所で新兵訓練を受けることになっている。
ちなみに、陸軍の新兵訓練は5週間だが、海兵隊は7週間だ。それだけ長く厳しい訓練になる。
それでは、海兵隊ではどんな訓練をするのだろうか。具体的に見ていこう。
まずは「上陸訓練」だ。
これは、砂浜にからだを伏せたのちに立ち上がって前進する、という一連の動作を繰り返す訓練。体力をとても消耗するので、新兵たちはフラフラになる。
同時に行なわれるのが「ゴムボート訓練」。
水陸両用車で上陸できない地形に備えて、ゴムボートで上陸することをめざした訓練になる。ゴムボートの重量は100キログラムを超えるが、それを新兵たちは持ち上げながら動かなければならない。これも辛い訓練だ。
「射撃訓練」は陸軍の兵士と同じ訓練になるが、海兵隊ならではの訓練が「パラシュート訓練」と「降下訓練」だ。
「パラシュート訓練」は、地上7階に相当する鉄塔の上からロープを伝わる形で降下する訓練。そして、「降下訓練」は、岩壁の上から何十メートルも下の地面に降りることを想定し、ロープ1本を支えにして岩壁を降りていく訓練である。90度の絶壁を降りることも想定されているので、自分の両足で踏ん張りながらロープを使って降りた後は、体力を極限まで酷使した状態になる。
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