地政学的に見るならば陸続きの韓国は黄河流域の漢民族や蒙古族、女真族、満州族等の北方民族の進出に常に脅かされていたばかりか、大陸との架橋的な役割を担わされていたので、日本の侵略にも備えねばなりません。ですから韓国は日本のように天災よりも常に四方から攻めてくる人災に神経をすり減らしてきました。
反面、島国の日本は天然の要塞でもある海があるために外国が容易に攻めてこられません。鎌倉時代に蒙古軍が何十万の軍勢で襲ってきましたが、神風にも助けられ侵略されませんでした。有史以来、日本は異民族の直接統治を受けていないので人災に煩わされずにすみましたが、天災に備えるのには神経を遣ったのではないでしょうか。
文=権 鎔大(ゴン ヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている? 』(著者/権鎔大 発行/駿河台出版社)
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