BTS (防弾少年団) 所属事務所Big Hit、新しい「Kコンテンツ」構築を目指す

 

成功し続けているBig Hitが、現時点で上場を推進する理由はなにか。まず既存の事業モデルから脱皮するためだと分析される。Big Hitはこれまでのエンターテインメント産業から脱して新しいビジネス・モデルを準備するために努力してきた。データベースとIT開発者を多数採用してベンチャー企業認証を受けたりもした。芸能企画会社としては異例な動きだ。

実際、Big Hitは最近会社説明会で去年の売り上げを発表して「アルバム、音源、公演、知識財産権などの事業が均等に売り上げに寄与した」と明らかにした。パン代表もガールズグループGFRIEND が属するSource Musicを買収し、CJ ENMとの合弁法人などを設立して「マルチビジネス」会社の外形を備えたと自評した。またBig Hitは、多国籍の少年で構成されたボーイズグループを年内にデビューさせ、来年にはガールズグループも披露する予定だ。このような点を強調する理由は、Big HitがBTSに対する依存度が高いからだ。特にBTSの兵役問題は、Big Hitの企業価値を制限する変数となる可能性がある。

パン代表は、現時点が上場の最適期だと考える可能性が高い。各指標が企業価値算定に友好的だからだ。Big Hitの企業価値をさらに上げるためには、これまでBTSが記録した「歴史的成績」以上の成績を出さなければならない。経営者の立場としては、現時点が上場の絶好のタイミングだ。
市場では、Big Hitが上場される場合の予想企業価値を最小3兆ウォンと見積もっている。

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2020.04.27