女優の故チャン・ジャヨンがこの世を去ってから10年が経った。しかし依然として真実攻防は終わっていない。
本日(3/7)は故チャン・ジャヨンがこの世を去ってから11年目になる日だ。ドラマ「花より男子〜Boys Over Flowers」で少しずつ名が知られはじめ、ちょうど花を咲かせる頃、突然この世と別れた。
故チャン・ジャヨンは2009年3月7日、極端な選択をした。当時故人の年齢は29歳だった。死亡する前にいわゆる“チャン・ジャヨンリスト”と呼ばれる文書を残したが、これは大衆に大きな衝撃を与えた。
実名と指印が押された文書が公開され、性接待で苦しんでいたことが分かった。このリストには生前彼女が性接待を強要され暴力まで受けていたという暴露とともに有力起業家、芸能プロダクションの関係者、マスコミ関係者などの実名が残されていた。
検察は“チャン・ジャヨンリスト”に言及された人物を捜査し、文書に名前が記載された人物たちが故チャン・ジャヨンとともに酒の席に同席したという事実まで確認した。しかし捜査はきちんと行われず、在宅起訴された所属事務所の代表A氏とマネージャーのほかに有力人物10人に対しては嫌疑なしと処分し、“手抜き捜査”疑惑が起こった。
2018年5月に法務部傘下の検察過去史委員会は故チャン・ジャヨン事件を、検察に再捜査してほしいと勧告し、大検察庁の真相調査団がなんと9年ぶりに“チャン・ジャヨンリスト”の再捜査に着手した。検察は“チャン・ジャヨンリスト”に名前が上がった元記者A氏を裁判に回した。
特に昨年、“チャン・ジャヨンリスト”を直々に見たという女優のユン・ジオは事件発生10年後、大衆の前に乗り出し、故チャン・ジャヨンの死亡をめぐる捜査がずさんに行われており、彼女の死亡にはまた別の真実があると主張してから、この事件が再び注目を集めた。
しかしユン・ジオは証言者として発刊した書籍「13度目の証言」の出版を作家のキム・スミンに告訴され、偽証言で混乱に包まれた。ユン・ジオは明確に釈明しないままカナダに出国し、後援者たちは1億5000万ウォン(約1500万円)以上の後援金の返還を要求した。“"チャン・ジャヨンリスト”はユン・ジオの証言に対する信憑性議論に関心が集中し、事件はまたうやむやになった状態だ。
WOW!korea提供