【韓国映画特集】青嶋昌子の韓国映画三昧2『猟奇的な彼女』

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「猟奇的」という言葉の意味さえ変えてしまった大人気ラブ・コメディ『猟奇的な彼女』(2001年の作品)。もとはインターネット小説で、同時代の若者たちのあいだで大ヒット。それを受けて映画化されたのがこの作品だ。

新しいスタイルの恋愛を!

CMで人気が出たチョン・ジヒョンとドラマで活躍中だったチャ・テヒョンの組合せが評判を呼び、二人は新時代を代表するカップルとなった。
それまでの恋愛映画の枠組みを完全に打ち破り、見かけに似合わず最強の女子と気が弱くてやさしい男子という、新たな公式を作り出したのもこの作品だ。
韓国のみならず、日本でも劇場を笑いの渦に巻き込んだ。「お隣の国にこんなにセンスのいいコメディがあるなんて!」と日本公開時にはやっかみとも聞こえる賞賛が巻き起こった。
劇中に登場するパロディも『ターミネーター』や韓国の小説『ソナギ』といった(韓国なら)だれでも知っているような作品。こんなところで観客は思わずニヤリとしてしまうのだ。
この映画で一躍大ブレークしたチョン・ジヒョン。テレビCMでセクシーなダンスを披露して若者たちの話題になっていた彼女はこの作品で韓国のイメージ、女性のイメージを大きく転換させた。

セリフは流行語となり、街を闊歩する女の子たちは競って彼女の真似をした。「強くてカワイイ」が2000年代の人気女子のコードになったのだ。
『猟奇的な彼女』の大成功で人気監督となったクァク・チェヨンは2004年に同じチョン・ジヒョン主演で『僕の彼女を紹介します』を制作している。『猟奇的な彼女』にロマンチックな飾り付けを施したようなこの作品も多くの女性たちに支持された。

◆見どころ
やはり地下鉄内での出会いのシーンだろう。何度見ても、二人が最悪のシチュエーションで出会う、このシーンには笑える。前に座ったおじさんの慌てふためく姿も、目に焼きついて離れない。
◆キャスト
キョヌ(チャ・テヒョン)
彼女(チョン・ジヒョン)

文=青嶋昌子(あおしままさこ)

提供:韓流テスギ

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2020.02.29