「コラム」パク・ソジュンが見せる「落差」を楽しむ/『キム秘書』セレクト4

パク・ソジュンとパク・ミニョンが共演した『キム秘書はいったい、なぜ?』は、韓国ドラマの新しいラブコメの面白さを示した作品だ。特にパク・ソジュンが随所に見せる「落差」がこのドラマのツボであった。

急に迷える小羊に!
韓国ドラマの大きな特徴は何か。
それは、「落差」を巧みに利用するということだ。
たとえば、見た目と中身がまるで違うというその大きなギャップが、ドラマ的な面白さを生むことが多い。
そういう意味では、『キム秘書はいったい、なぜ?』は典型的な落差ドラマである。それならば、どこが落差なのか。
とにかく、このドラマは冒頭からパク・ソジュンが演じるヨンジュンが、どれくらい完璧な男であるかを徹底的に見せていく。
ヨンジュンはユミョン・グループの副会長だ。
ルックスはもちろんのこと、いくつもの外国語をネイティブのように話し、会議ではプレゼンターが示す数字の間違いを細かいほどに指摘する。まるで、頭の中に超高速のコンピュータを持っているかのように……。


仕事が抜群にできるし、非の打ち所がない。それが、パク・ソジュンが扮するヨンジュンである。
しかし、これほどの男が、キム秘書(パク・ミニョン)が急に辞めると言い出したとたんに激変する。
まるで、迷える子羊になってしまうのだ。
ここから完璧なはずのヨンジュンの落差が見えてくる。
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2019.12.19