7月に開催されたファンミーティング「HOONEEs 2nd FAN MEETING—JUKE BOX—」以来の来日となるJohn-Hoonが11月16日(日)、東京・豊洲PITにて、今度はスペシャルライブ「John-Hoon-MUSIC STAGE-」を開催した。
日本でのライブ開催は、2012年の「THE MOBIUS STRIP TOUR」以来約2年ぶり。昼夜2回にわたり、全編バンド演奏で、John-Hoonの歌声をたっぷり堪能できる歌のステージと、トークを織り交ぜた構成で展開された。本編のステージでは、John-Hoonは一度もはけることなく出ずっぱりで、終始胸キュンのJohn-Hoonスマイルも炸裂! 彼の多彩な魅力にファンも大興奮だった。
昼公演、ぎっしりと埋め尽くされた会場に、John-Hoonの声によるアナウンスがあった後、会場が暗転。スクリーンに「今日は誰に会いにきましたか?」という文字が映し出され、客席が大きな声で「John-Hoon!」と叫ぶと、ステージ中央には照明に照らされたJohn-Hoonの姿が。アップテンポのオープニング曲「サクラTEARS」で幕を開けた。客席は総立ちとなり、ブルーのペンライトが揺れる会場は大歓声に包まれた。
「皆さんJohn-HoonのMUSIC STAGEへようこそ」とあいさつしたJohn-Hoonは、MCのYumiを呼び込むと、流暢な日本語で、トークタイムがスタート。
まずは1曲目を終え、「緊張しています。声は大丈夫そうですけど、表情が超緊張しています」と苦笑いするJohn-Hoonに、客席からは「かわいい~」「カッコいい~」などの声援が送られ、ファンの温かい声に徐々に表情が柔らかくなっていくJohn-Hoon。前日来日し、「カレーや豚肉をいっぱい食べたので2、3キロ太ったかも」とお茶目に話し、「リハーサルを終えた後は生ビールを1つ飲みました」とニッコリ。
MCのYumiから「前回より痩せた?」と聞かれ、ジムで筋トレ、ボクシングなどをしてダイエットをしていたことを明かしたJohn-Hoonは、客席の「見た~い」というリクエストに応え、シャドーボクシングを披露。真剣な表情がカッコよくセクシーで、会場からは黄色い声が。でも、筋トレで特に鍛えているという“お尻”に関しては「見せない!(笑)」といたずらっ子のような表情を浮かべ、次回にお預け!?となった。
また、この4カ月間は、日韓合作ドラマ「太陽の都市」の撮影をしていたという近況を伝え、監督とは親友のような関係になり、幸せな気分で撮影していると話し、充実した日々を送っていることをうかがわせた。
続いて、歌のステージ。John-Hoonの繊細な歌声に酔いしれる大人のラブバラード三部作。「二人記念日」「春恋」「ラストラブ」を続けて披露し、甘いボーカルでしっとり聴かせる。“バラード王子”健在を見せ付け、ファンはゆっくりと曲の世界に引き込まれながら、大人のステキな時間を楽しんだ。
実は何回か歌詞を間違えてしまったそうで、「分からなかったでしょ?」と笑うJohn-Hoonだったが、客席にいるファンの表情や目を見ていたら、曲の世界に入り込んで歌うことができたという。
そんなステキなJohn-Hoonの歌声を生演奏で支えるバンドメンバーとの息もぴったりだが、今回初めて会ったのだとか。バンドのメンバーを見渡し、「みんなイケメンでカッコいい」と話すJohn-Hoonは、一緒に仕事をするマネジャー、バンドのメンバーは「カッコいい人が好き。カッコいい男たちが集まると、幸せな気分になるし、公演もカッコよくできそう」と持論を展開。
中でも、モヒカンスタイルのドラマーに注目し、John-Hoonが「いつか僕もやりたい」と話すと、客席は「えー!!」と大絶叫。その声を遮るように、「作品でドラマーの役が来たら、モヒカンにしてみたい(笑)」と冗談とも本気ともとれる言葉を残した。
さらに髪型の話題は続き、特別出演した中国映画「パパの休日」でイケメン刑事を演じたが、初めてオールバックにしたことが、作品の内容よりも気になったという正直なJohn-Hoon。おでこが広いので恥ずかしいと言いつつも、客席の空気をしっかり読み、ちょっと前髪をかきあげて、おでこを見せるサービスも。「かわいい~」とファンを萌えさせた。
続いての歌のステージでは、韓国語の曲を2曲。韓国語の「ハル(一日)」と日本語の「春」の2つの意味をかけているというロマンチックなナンバー「haru」と、John-Hoon作詞の「コウル/鏡」を熱唱。日本語曲とはまた違う味わいに、ファンはうっとり聴き入った。
今回「コウル」をリストに入れたのは、今までこの曲に込められた意味を説明したことがなかったからと話すJohn-Hoon。この曲は、別れた彼女が新しい彼氏と一緒にいる夢を見た後、目が覚めて鏡で自分の姿を見たときの思いを綴っているとか。自分には何の取り柄もないので、新しい彼氏と幸せになってほしいけど、最後にやっぱり戻ってきてほしいと本音が出ちゃう内容とのこと。詞が完成するまでに1カ月かかったそうで、そんな深い意味が込められていたことに、ファンもジーンとした様子。なのに、「どんなときに歌詞が降りてくる?」と聞かれ、「恥ずかしいんですけど、酔っ払ったとき(笑)」と答え、一気に爆笑の渦へと導いた。
本編最後の歌のステージでは4曲続けて披露。ドラマ「宮-Love in Palace-」でJohn-Hoonが演じた、ユル王子のイメージとも重なるような、盲目的なまでの一途な愛の姿が描かれている切ないバラード「僕は君を愛してる」を情感たっぷりに歌い上げた後は、ポジティブな正統派ラブソング「君を守りたい」。愛する人への静かなる想いが切々と伝わる歌詞にキュンキュン。客席の青いペンライトが右へ左へと大きく揺れ、会場が一体となった。
続けてJohn-Hoonが日本語で初めて作詞した曲で、ファンへの感謝の気持ちや、みんなの力になりたいという思いなどをつづったファンへのメッセージソング「手をとって」を感情を込めて届けた。
本編最後の曲は、笑顔になれるアップテンポな「Smile」。ここまでバラード中心の楽曲をじっくり鑑賞してきたが、John-Hoonが客席をあおり、最後はまたファンも総立ちとなり、大盛り上がりで終了した。
そして、この後行われたマスコミ向けの囲み取材に参加できる5人を選ぶ抽選会を行い、John-Hoonはステージを後にした。
すぐに映像が流れ、羽田空港についてからリハーサルまでの様子が映し出され、映像のラストでは「これからも日本で積極的に活動しますので、よろしくお願いします」と力強い言葉も。
「みなさん、準備はできましたか?」というJohn-Hoonの掛け声でアンコールがスタート。力強いメロディラインに反し、愛する女性へ伝えられない気持ちを切なくつづった、河村隆一が手掛けたラブソング「MESSAGE」を歌った後、最後は、John-Hoonのデビュー曲でアップテンポのポップナンバー「シリウス」。ファンの間でも人気の高い楽曲なので、待っていたとばかりにファンの歓声も一段と大きくなる。「皆さん楽しいですか?」と客席にマイクを向け、とびきりの弾ける笑顔で、自身も楽しそうに歌うJohn-Hoonにすっかり魅了され、贅沢な時間はあっという間に過ぎた。
公演後に行われた囲み取材では、2015年に日本メジャーデビュー10周年を迎えるJohn-Hoonが、2015年第1弾シングル「Special Day」を1月21日にリリース、そして日本デビュー10周年記念コンサートツアー「10th Anniversary TOUR 2015」-SONG FOR YOU-(仮)を4月4日の名古屋を皮切りに、5日大阪、8日と9日東京で開催することが発表された。
10年という節目を迎えたJohn-Hoonが、アーティストとして来年どんな姿で帰ってきてくれるのか、楽しみだ。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
シングル「Special Day」2015年1月21日(水)発売
【収録曲】
- Special Day
- Walk(仮)
- Special Day(instrumental)
- Walk(仮)(instrumental)
【通常盤】
価格:1204円(税抜)1300円(税込)
仕様:CD
品番:POCS-1306
【限定盤A】
価格:2315円(税抜)2500円(税込)
仕様:CD+DVD
品番:POCS-9078
【限定盤B】
価格:1759円(税抜)1900円(税込)
仕様:CD+PHOTO BOOK 24P
品番:POCS-9079
日本デビュー10周年記念コンサートツアー
John-Hoon「10th Anniversary TOUR 2015」-SONG FOR YOU-(仮)
2015年4月4日(土)名古屋/名古屋市公会堂
2015年4月5日(日)大阪/あましんアルカイック
2015年4月8日(水)東京/新宿文化センター
2015年4月9日(木)東京/新宿文化センター
Japan official web site http://www.john-hoon.jp/
Universal web site http://www.universal-music.co.jp/john-hoon