JTBC「補佐官2」でシン・ミナの勇気ある選択は、視聴者の支持と応援を導いた。シーズン1から視聴者が彼女を“最愛キャラ”と呼ぶ理由だ。
先週放送された「補佐官:世界を動かす人々 シーズン2」(以下、補佐官2)では、カン・ソンヨン(シン・ミナ)は銀行の頭取である父がソン・ヒソプ(キム・ガプス)が長官の借名口座を管理してきた事実を公開しするかどうか悩んでいた。この資料を公開すれば、比例代表公認過程から問題になるかもしれないからだ。来るべき再選でも影響を及ぼすが、その場で公職選挙法違反の疑いで議員職を失う恐れもある。
しかしこの資料は、ソン・ヒソプの不正を明らかにする重大な手がかりであった。自分自身だけでなく、チャン・テジュン(イ・ジョンジェ)も、彼を捕まえるためにすべてを投げ出し、前だけを見て走ってきた。この事実を隠したら、これまでの時間もすべての努力が水の泡になり、“権力と地位を維持するために不正な方法を使うと、誰でも処罰される”は彼の明快な事実を信じて守ってきた信念も捨てることになる。何より、これまでに自分の力でこの場所まで来たと思っていたカン・ソンヨンの気持ちに別の恥ずかしさが襲った。それは、「脱したと思ってたけど、まだ父の影の下にいたんだ」ということ。
「ゼロからまた始めるわ。本当の私の力で」と記者会見を開き、すべての事実を公表。借名口座を管理する頭取が自分の父親だという事実まで明かし、議論と問題に正面からぶつかるのだった。こうして自身が積み重ねてきたものすべてをかけて正義を選択した。「私は父が築いた道に行くつもりはありません。石の角で転んで泥水がはねても、私が考えた通りに行きます」ということだ。
自分を信じて、目標にした場所に向かってしっかりと歩いてきた真価が再び発揮され、視聴者の支持と応援が溢れた。父親が頭取だったのかもわからないほど、カン・ソンヨンもまたここまで来るのにひとつも簡単なことはなかった。力のない初当選議員と、ソン・ヒソプに法案を盗まれ、チョ・ガプヨン(キム・ホンパ)に裏切られ、居場所も奪われながら、補佐官コ・ソクマン(イム・ウォンヒ)も失った。しかし、諦めず、崩れず、むしろより強くなって戻って来た。いくつかの試練と脅威にも、自身が正しいと信じたことを守っていく彼女の根気と決断に、すべてが魅了されるしかなかった。
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