韓国時代劇で一番目立つ5人の主役女性は誰か

韓国時代劇は女性を主人公にした作品がたくさんある。それは、朝鮮王朝時代の歴史に残る有名な女性を題材にすることが多いからだ。その中でも、一番目立っている5人の女性を選んでみた。

 

最強の3人
張禧嬪(チャン・ヒビン)
[1659年~1701年]
19代王・粛宗(スクチョン)の側室および正室。一介の宮女から粛宗の側室となり、1688年に王子を出産。
一度は側室から正室に昇格したが、再び降格。1701年には神堂を建てて王妃を呪い殺そうとしたことが発覚し、死罪となった。朝鮮王朝でもっとも有名な悪役ヒロインだが、正史の「朝鮮王朝実録」ではその美貌を絶賛されている。

長今(チャングム)
〔生没年は不明〕
『朝鮮王朝実録』の記述に登場する伝説的な医女。16世紀前半、11代王・中宗(チュンジョン)のそばで治療にあたり、中宗の長男を出産時にとりあげたとされている。王族女性の侍医としても非常に有能であったと思われる。彼女を主人公にして時代劇『宮廷女官 チャングムの誓い』が制作された。

淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)
〔1670~1718年〕
19代王・粛宗(スクチョン)の側室。時代劇『トンイ』のモデルとなった。宮中の下働きをしているときに粛宗に見初められた。
以後は、張禧嬪(チャン・ヒビン)のライバルとなる。1694年に王子を産んだが、それが後の21代王・英祖(ヨンジョ)である。『トンイ』では善人として描かれていたが、実際には王宮の陰で暗躍した悪女という風評もあった。
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2019.12.03