韓国KBS局が看板ニュース番組のメインアンカーに女性記者のイ・ソジョンを抜擢した。地上波初の事例だ。
今月20日にKBSは「KBSニュース」に対する根本的な革新を準備しているとし、今月25日からニュース番組のアンカーなどに変動があることを明らかにした。
まず「ニュース9」のメインアンカーにイ・ソジョン記者が抜擢された。ニュースのメインアンカーを女性記者が務めるのは地上波初の事例だ。中堅の男性記者が主要ニュースを伝え、若手の女性アナウンサーが関連ニュースを務めるのがこれまでの形式だったが、KBSは女性記者がメインアンカーを務め、男性アナウンサーとともに進行していくという。
「ニュース9」のメインアンカーに若手の女性記者を選んだ背景は革新の意志だ。急変するメディア環境で、視聴者の変化要求を果敢に受け入れるという意志を公表したのである。キム・ジョンミョンKBS報道本部長は「視聴者中心のニュース、時代的な感受性に反応するニュースを製作するために『ニュース9』のメインアンカーに女性を抜擢した」と交替背景を明らかにした。
イ・ソジョン記者は2003年にKBSへ入社。以来、社会部や経済部、探査制作部などで豊富な現場取材を経験した。KBS 2TV「朝のニュースタイム」や同局1TV「メディア批評」を進行しながら、放送進行の能力も検証された。特にイ・ソジョン記者は、メキシコ反乱軍「サパティスタ(Zapatista)」をメキシコ現地で世界のマスコミの最初に単独取材し、2006年の「今年の女性記者賞」を受賞した。「三・一運動」100周年特集「朝鮮学校-在日韓国人民族教育70年」で2019年の「韓国放送大賞」で作品賞を受賞もし、取材力と放送制作能力が立証された記者である。
イ・ソジョン記者とともに「ニュース9」の進行をする男性キャスターにはチェ・ドンソクアナウンサーが選抜された。2004年にKBSへ入社したチェ・ドンソクアナウンサーは同局2TV「朝のニュースタイム」と同じく1TV「生老病死の秘密」などのニュースや時事問題・教養番組を進行し力量を築いた。 チェ・ドンソクアナウンサーは「真面目だが厳粛ではない、バランス感のある進行で視聴者の人生を肯定的に変えられるよう努力する」と抱負を語った。
WOW!korea提供