「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.90「韓国の刺し身の食べ方は日本と違う」

少なめに注文!

済州島の魅力は人それぞれだが、誰もが喜ぶのが「刺し身天国」だということ。しかし、店での刺し身の食べ方は、日本とちょっと違う。たとえば、好みの魚の名を言って、それを丸々1匹さばいてもらうのだ。
すると、大皿に並々と盛った刺し身がドーンと出てくる。しかも、1匹の刺し身を頼むと付随して他の刺し身やつまみがサービスで出てくる。もう、テーブルに並びきれないほどの海鮮料理が並ぶ。

それだけに、注文しすぎないことが大切。少なめに注文しても、テーブルは満杯になってしまうだろう。
また、刺し身を食べたあとはアラでメウンタン(辛いスープ)を作ってくれるので、それもかならず頼んでみよう。
ヒラメの他には、タイ、サザエなどの刺し身が美味しい。
とにかく、きれいな海のそばで旨い刺し身を堪能すると、本当に喜びを感じる。「済州島に来て良かった!」と心から思うだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2019.09.28