MBCの場合、今年1月から“緊急経営”に突入。「ジャスティス―検法男女2」、「春の夜」、「特別勤労監督官チョ・ジャンプン」といった自社ドラマが視聴率1位となったが、収益に結びつかず、大規模の赤字が避けられない“緊急経営”という案を準備することになったという。MBCの上半期の赤字は400億ウォン(約35億円)台と集計された状況で、現在、役員の賃金10%削減、業務推進費30%返納、年次手当及び業務推進費30%返納以外にも人件費節減、来年の予算節減など推進する計画だ。
JTBCと、CJ ENM系列のtvNやOCNが、高い完成度とスターのキャスティング成功、ジャンル物の拡散、シーズン制の定着などによって視聴者に“ウェルメードドラマ”という認識を植え付けた一方、地上波3局は相変わらず視聴率及び話題性の下落で苦戦を強いられた。視聴者の高いレベルに合わせたものを見せることができず、危機であると継続的に提起されていたが、ドラマコンテンツの質的向上には至らなかった。慣れた“ドラマの方程式”に踏襲しており、JTBCやtvN、OCMと比較されている。
現在、地上波3局は“中間広告”の導入が切実だという声も出ている。地上波が過去と違ってコンテンツ市場を独占している状況ではないため、総合編成チャンネルやケーブルと公正に競争するためには非対称規制を解消して、中間広告を許容しなければならない立場だ。