「コラム」ハングル学習の最初に役立つ話(後編)

自分で壁を作らない

康「若い俳優のラブコメは、韓国語学習にはどうかな、と思いますね。若者言葉を早口でしゃべるので、正しい文法から覚えている人には聞き取りにくいかもしれません。若者は省略言葉が多いし……。ところで、韓国語を勉強する上でこういうことをしてはいけない、と学生に指摘することはありますか?」
魏「してはいけない、ということはありません。それより、『楽しく、休まず』ということを強調しています。楽しく工夫すれば、どの言語でも継続して学べると思います」
康「社会人の場合は、なおさらそうですね。学生なら単位のために嫌でも勉強するでしょうが、社会人は趣味でやっているので、やめようと思えば、いつでもやめていいわけですから」
魏「ただし、言語に対する先入観は持たないほうがいいと思います。たとえば、50代以降の方々が『頭が固いし、忘れっぽいし……』と言うのをよく聞きますが、『そんなことはないですよ』と返事しています。外国語を勉強するときは、自分で壁を作らないことが大事ですね」


康「そうですよね。覚えが悪いとか、関係ないですよね」
魏「ハイ、関係ないです。それを自分で思い込んでしまうと、『やっぱり、できないから』となってしまうんです。思い込みはよくないですね」
(ページ3に続く)

ハングル学習の最初に役立つ話(前編)

やさしく覚える初級ハングル 第1回・読み方

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2019.08.03