あまりに強硬だった
既得権を奪われた者たちは、光宗への反発を強めた。
すると、光宗は逆らう豪族を問答無用で投獄した。結果的に豪族たちの力が弱まり、光宗は政治基盤を安定させることができるようになった。
こうした手腕が評価されて、光宗は「名君」と呼ばれた。
しかし、光宗は成功体験に酔ってしまった。それは、歯向かう者を大々的に粛清するという結果を生んだ。
これは、やりすぎだった。光宗の治世の後半期には各地で反乱が相次いだ。
「なぜ反乱が起きるのか。民のための政治を行なっているのに……」
王としての責任感を全うしようとする光宗の志は高かったが、あまりに方法論が強気すぎたのである。
最終的に光宗は、亡き兄・定宗の息子を手にかけ、自分の1人息子にまで疑いの眼を向けるようになってしまった。
こうなると、もはや「裸の王様」であった。離れていった人々の心は、再び帰ってこなかった。
晩年はさぞかし、心苦しい日々が多かったことだろう。
構成=「ロコレ」編集部
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