9月30日(火)、東京・渋谷公会堂にて、韓国の人気アイドルグループMYNAME(マイネーム)の2度目となる全国ツアー「MYNAME JAPAN 2nd HALL TOUR 2014」のファイナル公演が開催された。
MYNAMEというグループ名には、「自分の名に誇りと責任を持って、自分の名に恥じぬような活動をしたい」というメンバーの強い信念が込められており、メンバーのユーモアあふれるキャラクターと優れたパフォーマンス力で、注目必至のアイドルグループだ。
今回の全国ツアーは、ライブハウスの臨場感とホールのスケール感を体感してもらいたいという想いを込めて、ライブハウス&ホールの2構成で、初めてライブを開催する広島、福岡、仙台を含む計8カ所を回り、全国のファンと充実した時間を過ごした。
開演前、ターコイズブルーとパープル色の照明で幻想的な雰囲気に照らされたステージ上のスクリーンには、「MN」というロゴマークが映し出される。会場には、約2000名のファンが続々と入場してきており、ファン同士の和気あいあいとした会話が聞こえてくるなど、渋谷公会堂は、早くも大きな興奮に包まれた。
照明が暗転し、宇宙をコンセプトにしたダイナミックなオープニング映像が流れ出すと、会場のファンは総立ちで、メンバーの紹介映像に大きな歓声をあげる。メンバーの登場と今か今かと待ち受ける中、この日のオープニングナンバー「F.F.Y」のイントロが流れ出し、白と黒を基調とする衣装を身にまとったメンバーが登場!元気いっぱいに歌うメンバーと、完ぺきなかけ声で息を合わせるファンとで、会場は早くも大きな一体感に包まれた。メンバーの「皆さん、タオル持っていますよね〜!?」という大きなかけ声でスタートしたのは「We Made It」で、ステージの上で元気よくジャンプする5人と、彼らの動きに合わせて客席でジャンプする観客がフロアを揺らした。
元気よくオープニングステージを終えたメンバーたちは、息切れ切れになりながらも、マイガール(=MYNAMEのファン)との再会を喜ぶように、セヨンが「東京〜!盛り上がっていますか〜!!!」と大きな声をかけると、会場のファンも、黄色い歓声と大きな拍手で、それに応えた。
セヨン、コヌ、ジュンQ、チェジン、インスとメンバーが1人ずつ自己紹介をすると、インスの「こんにちは!ようこそ〜!!!」という元気いっぱいのかけ声に続いて「MYNAMEです〜!!!」と全員揃ってあいさつ。
「最後まで、全身全力で盛り上がって行きましょう!次の曲、聞いて聞いて〜!!!」という力強いかけ声に続いて「(IF YOU WANNA) BE MY BABY」がスタート。オープニングステージでは、元気いっぱいのエネルギッシュな姿で会場を魅了したMYNAMEの5人だったが、ここからはセクシーな大人の男性へと大変身!ハスキーな力強い歌声と、躍動的なダンスパフォーマンスで、つづく「Anonymous」、「Klick」、「Sha la la」も披露し、一気に会場のボルテージを高めた。
メンバー全員で会場を大きく盛り上げたところで、スペシャルユニット&ソロステージの第1弾がスタート。
黒いハットをかぶったジュンQがクールなラップで、自作曲「告白」を披露すると、真っ白なトップスを着たインスが登場し、美しいハイトーンが印象的な歌声で華を添えた。
続いて、雨を連想させる映像が流れ出すと、「No Joke」のイントロに乗って、傘を持ったジュンQが再び登場。ジュンQの魅力あふれるラップに導かれるように、セヨンがサビを切なく、美しく歌い上げる。曲の終盤では、傘を使って息の合ったダンスを披露するなど、こだわり抜いたパフォーマンスを見せたジュンQとセヨンに、会場からは感嘆の声が上がった。
「Let’s go!」というかけ声に続いて、客席に向かってグリーンのビームライトが放たれると、チェックのジャケットを着たチェジンが登場!バックダンサーとともに、ロボットを連想させる華麗なダンスで「ROBOT BOY」を披露。圧倒的な歌唱力と優れたダンスパフォーマンスで、アーティストとしての実力の高さを見せつけた。
ブリッジ映像では、「5分間劇場」と称したショートムービーが流れた。女の子に扮したインスに恋をするジュンQと、そんなジュンQの恋を成就させるために、天使としてやってきたコヌ、チェジン、セヨンの3人。とてもレアなインスの女装姿に、恋に悶えるジュンQの姿、コヌ、チェジン、セヨンの可愛らしい天使姿のみならず、インスとジュンQのキス顔まで!ブリッジ映像でも、ファンを喜ばせることを忘れないメンバーの心遣いに会場のマイガールは大喜び!
すると、まるでスクリーンの中から飛び出してきたかのように、真っ白な衣装に天使の輪と羽根をつけたメンバーが登場し、会場にいるファンひとりひとりに愛情を伝えるように、ありったけの魅力を込めて「Everlastin’luv」を熱唱。曲の途中では、かわいいポーズでファンを喜ばせたり、ハートマークを作ってみせたりと、ファンへのサービスも忘れないメンバーたち。
続くMCコーナーは、さきほどのショートムービーの話題で持ち切り。
チェジン:インスさん!インスさんの女装は、すごいですよね!ブス!ブス!ブス!(笑)
(チェジンの発言に、会場は大爆笑。)
コヌ:インスもインスですけど、ジュンも本当にかわいいですよね〜?
(会場からは、かわいい〜!!!と大きな歓声が上がる。)
ジュンQ:今日はエンジェルになりました。
コヌ:でも、チェジンが一番かわいいんじゃない?
チェジン:え、ぼく?♡
(うれしそうなチェジンをはやしたてる他のメンバーたち)
コヌ:皆さん、正直5人の中で誰が一番似合わないですか?
(口々にメンバーの名前を呼ぶマイガールたち。)
セヨン:みんな、コヌだって!(笑)
続いて話題は、ジュンQ&セヨンがユニットで歌った曲へ。
セヨン:元々は、「Sha la la」が僕たち2人のユニット曲だったんですけど、今日は特別にジュンQがライブハウスで作った曲を歌いましたよね!
ジュンQ:さっき歌った曲は僕が作曲しました。元々、今回のライブハウスでだけ見せる予定だったのですが、今日は最後の公演だから、特別に歌いました。
「じゃあ、次の曲、聞いて聞いて」とジュンQらしいクールでハスキーなかけ声に続いて披露した、なんともキュートなポップナンバーの「Girlfriend」と「I Want TO」では、メンバーたちの可愛すぎる魅力が大炸裂!
メンバーの名前を呼ぶ声が鳴り止まない中、メンバーのスペシャルソロステージ第2弾がスタート!ステージ上方には、DJに変身したインスが登場し、「みんな準備はいい!?Are you ready!?」という力強く呼びかけると、会場は一気にヒートアップ!「Guilty as charged」でダイナミックなダンスパフォーマンスを披露し、会場を魅了した瞬間、上着を脱ぎ捨てたインス。その完ぺきすぎる肉体美に、客席からこの日一番の黄色い歓声が上がった。マルチな才能で、フロアを大きく揺らしたインスに続いて登場したコヌは、自ら演奏するピアノの透き通った音色にのせて、カバー曲の「Forget-me -not」をしっとりと、美しく、そして切なく歌い上げた。魂にふれるような、心のこもったコヌの歌声に、感動のあまり泣き出すマイガールの姿も。
コヌの美しい歌声に酔いしれたあとは、再びメンバー5人が登場し、バラードステージがスタート。「Stars」、「Read Between The Lines」に続いて、「어이없이」のイントロをアカペラで歌い上げるなど、5人の持つ並外れた歌唱力で、美しいハーモニーを奏でると、会場を感動の渦に巻き込んだ。
この日最後のMCコーナーでは、メンバーひとりひとりから、マイガールへ心を込めた熱いメッセージが伝えられた。
チェジン:今でも、ついさっきデビューしたばかりのように感じますが、僕たちのライブに来てくれて本当にありがとうございます。まだ僕たちのいろんな姿を見せられていないと思いますが、もっともっと成長して、いろんな姿を見せていきます。ありがとうございます。
ジュンQ:もうデビューして2年という時間が過ぎましたが、まだ僕が感じるには、2年しか経ってないグループだと思っています。だから僕たちMYNAMEも、ジュンQも、(これから先)3年、5年、ずっと新しい姿を見せ続けますので、皆さんぜひたくさん応援して、愛してください。
セヨン:今は、やんちゃなイメージのセヨンとバイバイして、真面目に話します(笑)。新宿のライブツアーから、渋谷公会堂ホールツアーの最後まで、こんなにいっぱい来てくれて本当にありがとうございます。今回のコンサートをしながら、後ろではいろんなスタッフが頑張っているし、僕たちの目の前には、いっぱい来てくれたマイガールの皆さんがいるから、ここまで来ることができました。いつもステージの上が、僕はどこよりも幸せです。なぜかと考えたら、やっぱりマイガールの皆さんがいる幸せなんじゃないかと思います。僕たちはいつもマイガールの皆さんのために、どこでも頑張ってかっこいい姿を見せるために、もっともっと頑張りますから、僕たちをもっと高いところまで連れて行ってください。今日は来てくれてありがとうございました。
コヌ:僕は簡単ですけど、僕の夢は、今僕は26歳ですけど、30歳、40歳、50歳になっても皆さんの前で歌いたいです。だから、僕も、これからもっと頑張っていきますので、皆さんも応援よろしくお願いします。そして、今日は来てくれて本当にありがとうございます。
インス:おとといも言いましたが、最初は僕たちが“皆さんを東京ドームに連れて行く”と言ったこともありました。でも、こうやってコンサートをやってみたら、皆さんが僕たちを東京ドームに連れて行ってくれる存在だと感じました。ありがとうございます。客席で応援してくれるマイガールのために、もっと頑張っていきますので、僕たちMYNAMEのことを、今年も、来年も、死ぬまで、皆さんと一緒に(走って)行きたいと思います。これからも僕たちMYNAMEのことを!
メンバー全員:よろしくお願いします!!!(と言って、客席に向かって深々とお辞儀をするメンバーたち)
メンバーから届けられた熱いメッセージに、マイガールたちが感激していると、セヨンから、近々韓国でのMYNAMEのカムバックが決まっていること、日本での来年のコンサートを開催が決定しているという、さらにうれしいビッグニュースが届けられ、マイガールは大興奮!
しかし、MYNAMEの魅力がたっぷりとつまったコンサートは、あっという間に終わりの時間を迎え、「Your answer」からエンディングステージがスタート。「What’s up」では、ライブハウスツアーでメンバーが伝授したという振り付けでマイガールが息を合わせると、メンバーはうれしそうな笑顔を見せた。つづく「Beautiful Life」でも、メンバーは、最後までマイガールとの時間を楽しもうと、ありったけの歌声と笑顔を届けた。セヨンの「一番かっこいい姿を見せるから!次の曲、聞いて聞いて〜!!!」というこの上なく力強いかけ声で、ついにラストナンバー「MIRACLE」がスタート。そしてメンバーは、そのセヨンの言葉通り、この日一番の歌声とダンスで会場を魅了した。
圧巻のステージを見せ、「東京、ありがとうございました!」と言い残して、メンバーが舞台をあとにすると、会場からは大きな「マイネーム!マイネーム!」コールがわき起こる。そして、会場のスピーカーから「マイネーム!マイネーム!もっとちょうだい!」というメンバーの声が聞こえたかと思うと、白いツアーTシャツと黒のボトムスに着替えたメンバーが舞台袖から全力疾走で、ステージ中央へ。
「끌리잖아」のRemixバージョンでは、レザービームの飛び交う会場を大きく盛り上げると、最強のキラーチューン「SUMMER PARTY」を続投し、会場はまさにお祭り騒ぎ!つづく「Message」のブリッジでは、インスが再び上半身ヌードを見せたり、メンバーがアクロバティックなソロダンスを披露したりと、盛りだくさんの内容でマイガールを喜ばせた。そして、この日のラストナンバーを飾ったのは、コンサート前半でも大きな盛り上がりを見せた「We Made It」で、会場のマイガールは、最後の最後まで、ステージ上で元気よくジャンプしながらタオルを振り回すメンバーと息ぴったりの掛け合いを見せ、記念すべき2度目となる全国ツアーのファイナル公演を盛り上げた。
自身2度目となる全国ツアーを通して、マイガールとの絆を再確認し、今後のさらなる飛躍を約束したMYNAMEの5人。次は一体どんな姿でマイガールのもとへと戻って来るのか、今から胸は高鳴るばかりだ。
■MYNAMEオフィシャルサイト:http://www.myname-jp
取材:Korepo(koreareporet INC)