自己愛が強すぎる
本音を言うと、ビールをグイグイと飲みたいところだが、韓国の同僚と行くとみんながソメを飲むので、それは合わせなくてはいけない……「郷に入っては郷に従え」というわけで、ソメを飲む羽目になっている。
さらに、困ったことが続く。
職場で見ていると「なんと韓国人は自己愛が強すぎるのか」と痛感させられる日本人が多い。
女性の場合だと小さいころから「可愛い、可愛い」と甘やかされて育っているし、男性の場合も母親から溺愛されるケースが多い。
そんなこともあって、みんな自分が愛されることに慣れすぎているせいか、極端に自己愛が強い人が多くなる。
たとえば、男性であれば、やたらとトレーニングを積んで筋肉質な身体を誇らしげに見せたり、女性はそれほど美人でもないのに「私、可愛いでしょ」というオーラをどんどん出してきたり……。
そういう自己愛が強すぎる人たちと職場で付き合っていくのだから、お世辞も相応に言わなければいけない。
「このあたりはちょっと辛いですね」
ソウルに転勤した日本人社員たちはそう語っている。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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