登場人物の時間は自由奔放
主人公は受動的だが、それでいい。
そのほうが実はたくさんのストーリーを作れるのである。
なぜなら、主人公が自分ですべての問題を解決してしまったら、長いドラマにはならないというわけだ。
ただし、男性主人公は若くして地位を持っている人。本来はすごく忙しい立場のはずである。
恋愛をする時間がどこにあるのか、とツッコミを入れたくなる。
それなのに、毎日彼女を待ち構えていて、食事をして家まで送り届ける。そんな時間が本当はないはずなのに……。
しかし、ドラマでは登場人物の時間はいつも自由奔放になる。
生活の糧を考える必要もない。
うらやましいかぎりだが、ドラマの主人公たちは現実離れしているほうが、より魅力的になる。
そのことを数多くの名作ドラマが教えてくれる。
文=「ヨブル」編集部
コラム提供:ヨブル
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