「コラム」解説!韓国の軍楽隊はこうなっている

音楽漬けの毎日
軍楽隊の隊長は、中尉か大尉クラスの職業軍人が担当します。音楽を専門的に学んだ人がほとんどでしょう。
25人の隊員の内訳を見ると、クラリネット・フルート・サクソフォーンなどの木管楽器が10人前後、トランペット・トロンボーン・チューバなどの金管楽器が12人前後、シンバル・大太鼓・小太鼓などの打楽器が4人前後となっています。

なお、軍楽隊の隊員も一応の軍事訓練を受けるとしても、軍務の主たるものは、公式行事で音楽を吹奏することです。
非常に重要な任務であり、そうした行事で高度な音楽性を披露するためには、日常の練習が欠かせません。
そういう意味では、毎日が音楽漬けとなります。
これは、K-POPのスターにとって、望ましい環境だと言えます。

文=康 熙奉(カン ヒボン)ロコレ提供:http://syukakusha.com/

康 熙奉(カン ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。韓国の歴史・文化と、韓流および日韓関係を描いた著作が多い。特に、朝鮮王朝の読み物シリーズはベストセラーとなった。主な著書は、『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』『朝鮮王朝の歴史はなぜこんなに面白いのか』『日本のコリアをゆく』『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』『悪女たちの朝鮮王朝』『宿命の日韓二千年史』『韓流スターと兵役』など。最新刊は『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』。

 

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