現在K-POP界で最も勢いのある人気アイドルグループ「EXO」がいよいよメンバーの個別活動を加速させようとしている。
デビュー2年目の2013年はK-POP界の各種音楽賞を総ナメし、 韓国の音楽シーンで12年ぶりにアルバム売り上げ枚数100万枚を突破したスーパーアイドル。今年はバラエティー番組やテレビドラマにまで進出し、芸能活動の領域を徐々に広げている。
韓国では、「EXO-K」、中華圏では「EXO-M」と、2つのユニットに別れて活動してきたことで、今や韓国と中国を代表するアイドルに成長した彼ら。今度はアジアツアーの傍ら、メンバー個別の芸能活動でシナジー効果を得ようとしているのだ。
「EXO-K」のBAEK HYUNとSUHOは、昨年の1月から音楽ランキング番組「SBS人気歌謡」のMCとして活躍しており、BAEK HYUNの場合は、ミュージカル「SINGIN' IN THE RAIN」にも出演していた。
KAIとSEHUNも1日限りのMCを何度か経験している。
また、CHANYEOLは、リアル体験型バラエティー番組「ジャングルの法則」に続き、現在は「日曜が好き」のコーナー「ルームメイト」でも素直な魅力をアピールしている。
さらに、D.O.は現在放送中の韓国ドラマ「大丈夫、愛だ」で小説家志望生の役を演じている。ことしの下旬には女優ヨム・ジョンア、ムン・ジョンヒらとともに映画「カート」にも出演する予定だ。
一方、「EXO-M」のLUHANは大ヒット韓国映画「怪しい彼女」の中国版に出演し、近日公開を控えている。そして、TAOは同じ事務所の中国人女性シンガー、張力尹(チャン・リーイン)のミュージックビデオに出演しており、LAYも中国の音楽番組の司会を経験している。
XIUMINも新人歌手「JIN」のミュージックビデオで爽やかな演技を披露した。メインボーカルのCHENも韓国ドラマ「大丈夫、愛だ」のOSTでソロ曲を発売して歌唱力をアピールしている。
今年発売したミニアルバム「中毒」(overdose)も約70万枚のヒットとなった「EXO」。まだ芸能界歴の浅いメンバーがほとんどなので、主演級の活動までは至っていないが、歌やダンス以外の才能が開花することは時間の問題かもしれない。
デビュー後の約2年の間は、「未知の惑星からきたスター」という神秘的なイメージを売りにしてきたが、さらなる躍進のためには親しみやすいキャラ作りでファンに「親近感」を与えることが大事になってくる頃だ。
メンバーKRISの離脱という突発事故はあったものの、これまではチームとしての活動に専念し、一致団結した姿を披露してきた。しかし、実は11人のメンバー全員が異なる個性と実力を持っているのだ。
所属事務所の「SMエンタテインメント」も、「今後はメンバーの個別活動を通じて、これまでは見せられなかった新たな魅力によるキャラクターが生まれる可能性がある」とコメントしている。
K-POP史上最高のビジュアルを誇るグローバルアイドルグループ「EXO-K」と「EXO-M」の進化は今年も止まらなさそうだ。
数年間も続いている日韓の政治問題も、いずれは収束に向かうだろう。その収束とともに、日本国内で活躍する「EXO-J」の誕生を待ちたい。日本は、言語を含め文化の面でも、エンタメ産業に向いている人材の面でも、「EXO-J」の誕生が十分可能な環境である。
成熟した文化の国、日本。数千年の前から渡来人の文化を独自の文化と一緒に「大和」という大きな器に入れ込み、世界一の文化を築いてきた。そして、大衆は辛い現実の中でも、各々が好きな文化を選び、それを楽しみながら、幸せなひと時を得てきた。
政治が文化を邪魔する異常な状態のここ数年。天気までもが異常だ。その異常が正される信号として、「EXO-J」の誕生は、更に待ち遠しい。
WOW!korea提供