イケメンカリスマ配達人と美女エース配達人のデリバリーラブコメディ「最強配達人〜夢みるカップル〜」。DVD-BOX1&2が好評発売中の同作主演コ・ギョンピョのオフィシャルインタビューが届いた。
−「最強配達人」の紹介をお願いいたします。
試行錯誤を通じて成長していく人々を描いています。最近、若者たちの青春の価値を低く評価することが多いですが、それに屈せず自分の信念を守り、カッコよく生きていく若者たちの物語です。
−2010年にドラマデビューして、多くの作品で印象的な演技を見せてきましたが、本作が初主演だと聞いています。出演が決まったとき、どんな気持ちでしたか。
重い責任を感じました。プレッシャーもあったけど、うまくやりたいという気持ちも大きかったです。これまでの出演作で主演を演じた先輩たちから学んできたことを活かしてうまくやりたいと思いました。
ただ現場では、皆仲良く楽しく撮影できたらいいなという気持ちが大きかったです。主演として、共に苦労するスタッフたちが笑えるよう率先垂範する姿を見せねばと思いました。撮影現場に入ったら、皆僕と同じ気持ちで。僕よりもっと一生懸命頑張っている方が多く、感謝の気持ちで楽しく撮影しました。主演を務めてられてとても嬉しかったです。
−本作でコ・ギョンピョさんが演じたチェ・ガンスはどんな人物ですか。
ガンスは幼いころの苦労と傷で強くなった人物です。挫けるよりは、立ち直ろうとする意志が強い。そして自分より他人との義理を大切にする人です。そんなガンスのキャラクターのおかげで、撮影の間、共演者の皆と仲良く過せたし、楽しく撮影できました。
−役作りのために特別に気を使ったことや準備したことは何でしょうか。
配達人役だったので乗ったことのないオートバイを初めて学びました。運転免許は持っているので、二輪車免許を取る必要はありませんでしたが。上手ではありませんが、乗れるようにはなりましたよ。日常の配達シーンは全て僕が演じました。
ただ難易度の高いシーンは代役を立てました。身を惜しまずに演じてくれたスタントマンの皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。おかげさまでチェ・ガンスがカッコいいキャラクターになれました。
−あとガンスは最初、印象的なヘアスタイルをしていますね。
ヘアスタイルは、台本に書かれたガンスの性格に似ている漫画のキャラクターを参考にしました。今まで読んだ漫画から、ガンスに似ているようなキャラクターを集めたら、ガンスのヘアスタイルが生まれてきました。
その漫画のキャラクターたちは、松田優作さんをモチーフにしたキャラクターが多く、大体自由奔放な性格で、自身の信念を守れるキャラクターでした。そうやって完成したビジュアルは、ガンスの演技に役立ちましたね。
−チェ・ガンスとご自身の似ている点、似ていない点はどんなところでしょうか。実際ガンスを演じる上で共感できたところやよかったなと思ったことはありますか。
似ている点はおせっかいなところです。ガンスは自分より同僚に気を使い、義理を重要視しますが、僕も人との絆を大切に思います。そういう点が似ていると思います。
でも、ガンスみたいに後先を考えずに行動するような性格ではありません。ガンスを演じながら、そういう性格を学びました。
−チェ・スビンさんの演じたイ・ダナという人物は、どんなキャラクターだと思いますか。
イ・ダナも小さいときのトラウマ、傷を抱いている人物です。意図的に強く見せようとしている人物です。そのため、がめつい人に見えるかもしれないけど、心は優しい人。
ドラマの序盤では、強くなければならないと思っているガンスとダナが神経戦を繰り広げるんですが、徐々に連帯感や好感を持つようになって頼り合う仲になります。最高のパートナーであり、最高の恋人だと言えます。
−ガンスとダナはとてもお似合いカップルでしたね。イ・ダナを演じたチェ・スビンさんとの共演はどうでしたか。
2人が衝突し、口喧嘩していく間に情が移るというのがよかったですね。スビンさんとの演技の呼吸もよかったし、スビンさんが僕の演技をうまく受け入れてくれました。彼女との共演はとても楽しかったです。
劇中で恋人へと発展するプロセスがシリアスに見えるよりは、友達みたいに普通の恋人たちみたいにきれいに見えたらいいなと思っていたんです。実際に完成した映像でもそう映っていて嬉しかったです。
実はスビンとは同じ大学出身なんです。一緒にキャンパスライフを過ごすことはありませんでしたが、彼女を見かけたことはあるんです。第一印象はとても明るくきれいで、カッコよかったです。そんな彼女と撮影現場で再会したとき、感慨深かったですね。
彼女の撮影に臨む態度は見習うべきだし、良い役者だと思いました。彼女は作品への情熱もあります。クールな性格なので、女優はメイクなど多くの時間が必要なのに速やかに準備して、スタッフの待機時間も短縮していたんですよ。
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